教育福島0077号(1982年(S57)12月)-029page
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児童は意欲的に読み追っていったと思う。
四 おわりに
全文を概観する段階で、全体の課題を設定し、読みの性格を決定することは、それ以降の場面ごとの読みを意欲に行わせるために、非常に効果的であったと思う。
また、全体の課題を意識した場面ごとの課題の設定も、ややもすれば、細切れになりがちな場面読みを全文を見通した読みにさせるのに、効果があった。
課題を設定する場合、それが全体であれ、部分であれ、表現をおさえた具体的なものでなければならない。作品の形象につながる表現に着目させ、なぜなのかという具体性を持たせるには教師の十分な作品に対する研究が必要である。
また、書く活動、読みの比較といった細やかな手だてにも十分配慮することが大切である。
資料1
単元全体の読みの基本指導過程
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資料2
1単位時間での読みの深まり
児童の反応から
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