教育福島0080号(1983年(S58)04月)-036page

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第10回東北総合体育大会本県開催(ミニ国体)

本県勢の活躍を期待

9月2口(金)・3口(土)・4日(日)

東北総合体育大会福島県実行委員会

 

◇ 東北総合体育大会とは

 

東北総合体育大会は、通称「ミニ国体」といわれており、国民体育大会の予選を兼ねた東北地区最大規模の大会です。

この大会は、「東北地区のスポーツを振興し、地域住民の体力増強をはかるとともに、各県の親善と交友を深めもって健康で文化的な生活の確立に寄与する」という目的で、昭和四十九年に第一回大会が開催され、本年で第十回目を迎えることになります。

しかも、三十一種目という多くの競技種目が、同時に同一県内で行われている地区は全国でも類をみません。日本体育協会では、このような東北六県の熱意と団結を.もって作りあげたミニ国体を、ひらかれた国民体育大会の望ましい姿として高く評価しています。.

この大会は、東北六県の持ち回りで開催されており、本県は昭和五十二年に第四回大会を開催して以来、第十回という記念すべき大会を開催するわけです。大部分の競技は、国体予選を兼ねており、参加選手は各県約千二百名前後で合計六千五百名以上になります。選手は、自己の記録向上をめざすとともに郷土の名誉を担って競技に参加しています。そのひたむきな姿勢が競技を観戦する人々に感銘を与え、体育・スポーツに対する理解を深めています。

 

◇ 期待される種目は

 

本大会にそなえて、福島県体育協会傘下の各競技種目団体では、競技力の強化をはかり鋭意努力しています。その中にあって、過去九回の大会戦績等を参考に、期待される種目のいくつかをあげてみたいと思います。

自転車 本県で最も期待される競技です。全国大会、国体等で常に優勝を争っています。本県のお家芸の種目です。選手層も厚く、今回の大会では四連勝がほぼ確実視されています。

軟式野球過去九回の大会中、四回優勝しています。今回は、昭和五十六年、五十七年に続いて三年連続優勝を目指しています。野球は、地域スポーツに大きな影響力をもっていますのでその活躍が大いに期待されます。

テニス 過去九回の大会中八回優勝しています。今回は、六年連続優勝をねらっています。過去八回の優勝は、ハンドボールと並んで、最も多い優勝回数です。テニス人口は現在急速に増加しており、県民の関心が高い種目です。

馬術 いままでに七回優勝しています。前回は宮城県に敗れ、第二位に甘んじましたが、今年は雪辱に燃えています。地元の利を生かして八回目の優

 

 

 

 

 


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