教育福島0080号(1983年(S58)04月)-043page

ぼくの学校わたしの学校

　

いわき市市立三和中学校

三年

草野　正史

　

私たちの三和中学校は、全校生徒八十六名の小規模校です。創立十五年目の新しい学校ですが、熱心な先生方、父兄の方々のおかげでその土台はしっかりしたものがあります。

「やればできるゾ」これを私たちの合言葉とし勉強にスポーツに励んでいます。

生徒会の目標は全員参加です。ですから一人一人の“役割り”といったものがとても大切なのです。例えば清掃は全員できれいに、行事の用意などもみんなで。どんなことにでも全員でとりくむ姿勢は立派だと思っています。

昨年から活力ある学校づくりとして全校縦割り集団というグループ活動がスタートしました。一年から三年まで通した生活班を六班構成にし競い合い助け合いやってきました。

主な活動としては清掃などの普段の生活の中での活動と球技大会、芋煮会などの全校行事、球技大会ではアンケートから、バスケットボールをやりました。

全力を尽くして戦ったあの名場面は光り輝いていました。芋煮会でも係分担を協力して大成功でした。そこには六つの「輪」と、それをかこむ大きな「輪」があるように思われました。

また「楽しい学校環境を作ろう」と題して各班で学校に足りないのではと思われるものをつくりました。ある班の作品はスコアボード。あるいはアスレチックなど、好評だったのは、テーブルとベンチ。あの活動は今でも私たちの誇りで、作品はその象徴なのです。

そこには、先生方のご指導と父兄の方の熱心なご協力があることを忘れることができまぜん。

部活動では伝統の軟式庭球部をはじめ期待の野球部、排球部、剣道部とそれぞれの目標へ必死です。毎日、放課後になると聞えてくるあの声には、部活動にかけるいきごみが感じられます。

わたしたちは三和中学校を改善していかねばならないのです。

しっかりした土台の上に築き上げるのは、私たちの義務であるのだから。

　

▼楽しいいも煮会

　

▼校舎全景

　

(校長塚本文雄・生徒数86名)