教育福島0083号(1983年(S58)08月)-051page
ぼくの学校わたしの学校
表郷村立表郷中学校
三年
鈴木 恭子
「白河の関にちかく歴史あるわが里よ 表郷」
と、校歌にうたわれているように、私達の学校は、白河の関から東へ約八キロメートルの所にあります。全校生約二百八十名の学校で、幼稚園も小学校も村に一つしかありませんので、全校生が小さいときからの友達であり、親しみがあります。
私達の学校は、昭和五十八年度から三年間、県指定体力づくり推進校になりました。全校生の体力づくりをめざして、今までは選手による校内駅伝大会だったのが、全員によるマラソン大会に変わりました。しかも、男子は八キロメートル、女子が四キロメートルの長距離ですから、かなりはやくから練習しておかないと、体力が続きません。
部活動でも、いろいろな種目で活躍し、中でも陸上競技が強く八百メートルリレー、三種A、百五十メートルハードル、八百メートルの種目が郡市大会で一位となり、また、女子バレーボールと、サッカーが郡市大会で優勝しました。
大会が終わった部は、もう来年の大会めざして練習に励んでいます。
部活動の練習に精根を傾けた後で、遠く那須連山の夕やけをあおぎながら友達と家路につくのもまた、楽しみの一つです。
楽しみといえば、三年に一度の秋の学校祭があげられます。私達三年生にとっても初めての大きな行事です。三日間行われますが、どんな学校祭になるか、今からとても楽しみです。秋には特に行事が集中し、写生会やいなご取りがあります。いなご取りでは、生徒会の活動資金にするとともに勤労の精神を、学びとることができます。
入学したばかりだと思っているうちに、もう最上級生です。良き伝統として先輩からうけついできたものを、さらに発展させ、あますところなく後輩にひきついでいきたいと思います。
▼花壇の手入れ
那須連山をあおぐ学び舎▼
(校長 保科武芳・生徒数281名)