教育福島0084号(1983年(S58)09月)-028page
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まちからむらからこんにちは
わが町の地域子ども会活動
只見町教育委員会
はじめに
わが只見町は、福島県の最西端に位置し、新潟県に接する雪深い小さな山村である。町の面積は七百四十七・一一平方キロメートルと広大であるが、人口は年々減少傾向にあって、今は七千人を割った過疎の町である。
しかしながら四季おりおりの恵まれた自然環境を生かした心のふるさと型観光の町づくりを目さして発展しようとしている。
ちなみに、こぶし、ぶな、うぐいすが町の花木鳥である。
青少年の非行防止が国民的運動に高まりつつある昨今であるが、幸いなことに、わが町はまだ非行問題を深刻にとりたてる状況ではなく、むしろ前向きな青少年教育を通して問題を未然に防ぐという方向に力を注いでいる。
それが集落単位を基盤にした地域子ども会活動であり、少年の健全育成の重点施策である。
一 地域子ども会活動の育成経過
本来、地域子ども会とは、単位地域の小、中学の児童、生徒のほか、未就学幼児をも含む異年齢の縦割り集団であって、その育成会も地域の子どもの親のほか青年から高齢者まで含んだ地域ぐるみの組織が理想であるということであるが、当町においてはそこまで発展できない実情にあるため、さしあたって只見小学校を対象とした児童による子ども会活動と、その親であるPTA会員による育成会として、昭和五十四年度にスタートした。只見小学校には十三個の通学児童会があるが、その中から初年度に新町地域と田中地域の二つをモデル地域子ども会として指導育成し、第二年目に蒲生、新屋敷、沖の三区域を増し、第三年目(五十六年度)には残りの八地域全部を組織化する計画で推進してきたが、五年目を迎えた今日、五つの地域子ども会(新町、田中、新屋敷、沖、蒲生)ができたままで停滞している。
しかし、五つの地域子ども会は活発な活動を続けながら五年目〜四年目を迎えており、しかも小学生とその親だけによる組織の枠を越えた本格的な子.
1)実施した事業のあらまし
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朝のラジオ体操
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