教育福島0084号(1983年(S58)09月)-034page

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福島県教育委員会

 

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教員採用試験実施/志願者二四八六名

 

昭和五十九年度福島県公立学校教員採用候補者選考試験は、七月二十九日(金)九時三十分から福島女子高等学校など四会場で行われました。

実受験者数は、小学校教員志願者九百七十九名(女子五百九十八名)、中学校教員同千四百六名(女子六百四十名)、養護教員同百三十一名(女子百三十一名)、高等学校教員同六百三十三名(女子百六十二名)、養護学校教員同小学部二十二名(女子十四名)、中学部八十六名(女子五十一名)・高等部二十名(女子十一名)の計三千二百七十七名(欠席者二百九名)で、小学校昨年度比百五名の増、中学校同三十五名減、養護教員同八十六名増、高等学校同七名増、養護学校同十四名増という状況でした。

特に、中学校の国語・社会・理科・体育・英語や高等学校社会の受験者は百五十名を越え、「狭き門」突破のため、真剣に問題に取り組んでいる受験者の姿が印象的でした。

なお、第一次選考試験の結果は、九月下旬までに受験者に連絡され、第二次選考試験の結果は、十一月下旬までに通知されます。

 

真剣な表情の受験者

真剣な表情の受験者

 

相双地区教育公聴会・意見発表概要(2)

「小・中学校の連携はどうあればよいか」

富岡町立富岡第一中学校

教頭 佐藤 勝夫

 

一 連携の現況と問題点

 

一 連携の現況と問題点

 

(一) 地域の現状

本校は、双葉郡のほぼ中央に位置し原子力発電所地帯の中心地である富岡町にあります。最近の地域社会の変貌は、児童生徒の意識や考え方生活行動に、大なり小なり影響を及ぼしてきております。富岡町には小中学校がそれぞれ二校、高校が一校あり互いに連携し合いながら指導にあたってまいりました。特に本校は、富岡第一小学校と敷地続きにあり通学路や校門が共通で全児童が本校に入学することから、児童と生徒との結びつきが大変深い学校であります。又、富岡高等学校は女子高校で、本校女子生徒の七十%近くが入学し、本校や地域社会にとって結びつきの深い高校であります。

(二) 小中連携の現状と問題点

このような環境条件にあるため、富岡一小と本校では、従来から新入生父兄に対する事前指導や問題児童生徒との情報交換、六年担任との話し会いなど連携を密にして指導にあたってまいりました。特に昭和五十六年度からは小中合同の研修会をもち、学習指導部会、生徒指導部会に分かれ、学習訓練についての研究、スポーツテスト結果による体位体力の研究、問題児童生徒についての事例研究や情報交換を行い連携を一層深めてまいりました。又教師相互のコミュニケーションを図るため、合同職員クラブ会をもつなど、インフォーマルな面でも親善を深めてまいりました。

このように小中連携を深めるための努力を続けてまいりましたが、つぎのような問題点を指摘することができます。それは、第一に連携のねらいを達成するための企画や方法上の問題、第二に小中児童生徒教師間の意識の把握の問題、第三に小中教職員の協力体制や意欲、さらにコミュニケーションの問題、第四に年間の活動計画や諸活動の関連性の問題などがあります。これ

 

 

 


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