教育福島0085号(1983年(S58)10月)-045page

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りの中からお互いに信頼感をもつよう生活をしていくよう配慮する。

(二) 幼少年期

愛情と理解のうえにたって、自発的な行動・運動機能とことばの習得・基礎的な生活習慣を育て、また、生涯学びつづける意欲と基礎能力、ふるさとを理解しながら積極的に活動し自立できる少年を育成する。

(三) 青年期

親から自立し、自己開発のための知識・技術・適切な職業選択、成人への準備を考え自己の確立をできるようにする。

(四) 成人期

家庭の管理、仕事に対する責任、地域社会の役割、余暇の活用、芸術文化、スポーツへの積極的な参加により、自らが地域の役割を自覚するようにする。

(五) 高齢期

各人の健康管理、友人、グループとのつながり、孫の教育、高齢者としての役割の自覚と自己の生涯をみつめ、生きがいのある生活をする。

 

成人期活動・やったあー

成人期活動・やったあー

 

四 事業計画(布藤地区)

(一) 乳幼児期

・あそびの中の生活(六・八・十二月)

・幼児と読書(六・九・一月)

・幼児食講習会(十二月)

(二) 幼少年期

・親子ソフト大会(五月)

・少年消防団活動(四月〜十二月)

・少年ハイキング(七月)

・エルム施設訪問(五〜十一月)

・少年宿泊訓練(八月)

・ソフト練習会(四〜十一月)

・恵日寺清掃(八月)

・寺、神社清掃、更科駅、墓地清掃お年寄と共に(五〜十月)

・交通安全教室およびドライバーむけの安全運動(九〜十月)

・農繁期の手伝い(九〜十月)

・クリスマスのつどい(十二月)

・親子スキー教室(一〜二月)

・少年とお年寄のつどい(十一月)

・お別れ会(三月)

(三) 青年期

・青年と婦人のつどい(四月)

・青年と少年のつどい(九〜十月)

・地区行事の計画(四月〜十月)

・研修旅行(七月)

・火伏祭の企画(二月)

(四) 成人期

・家庭.バレーボール(五〜十一月)

・地区ソフト大会(六月)

・子どもとの座談会(六月)

・郷土史講座(一月)

・婦人と家庭教育(一月)

・社交、ジャズダンス(十一〜二月)

(五) 高齢期

・地区緑化運動(四〜六月)

・寺、神社、更科駅、墓地清掃、子どもと共に(五〜十月)

・ゲートボール講習・大会(六〜七月)

・手芸、娯楽、民謡(一〜三月)

・伝承あそび(十二月〜三月)

(子どもと共に)

以上代表的なもので、地区全体の行事として、地区運動会、各期における講演会、火伏祭と多くの行事を実施している。行事の実施にあたっては、月のはじめに運営委員会を開き、前月の反省、来月の計画、広報「生涯学習ふとう」を発行している

 

高齢期活動・若さいっぱい

高齢期活動・若さいっぱい

 

五 事業実施上の留意点

(一) 無理にならなく、しかも町行事とかち合わないよう十分配慮している

(二) 一部の指導者だけに負担をかけないよう常に配慮している

(三) 青少年健全育成を柱に実践しているので、地区住民全体の役割分担を明確にしている。

(四) 広報活動をとおして、事業の評価を行ない次の活動に生かし、生涯教育の重要性について理解を得るよう配慮している。

まとめ

生涯を通じて豊かな教聾と経験を身につけ、明るく豊かな地域づくりをめざすことは、町全体の地域に波及し、生涯学習が定着することは、町政の主題である「明るく住みよい鰹かな磐梯町」つくりに貢献できるものと考えられる。行政の指導援助のもとに今後の布藤地区の活動に期待したい。

 

(社会教育主事・加藤昭一)

 

 

 


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