教育福島0085号(1983年(S58)10月)-055page

西会津町立群岡中学校

　

三年

　

鈴木佳子

　

わたしたちの学校は、新潟県との県境に位置する人口一万二千人の小さな町にあります。飯豊の山々と、流れ豊かな阿賀川のすばらしい環境の中に、わたしたちの学校は、全校生徒七十一名という小規模校ではありますが、生徒ひとりひとりが、群岡中学校の生徒であることの自覚と誇りをもって、学習にスポーツにとりくんでいます。

わたしたちの学校では、全校生徒が部活動に参加して、気力と体力づくりにとりくんでいます。中体連大会にも参加し、その活躍は、めざましいものがあります。特にソフトボール部は、全会津大会五連勝。県大会でも活躍するなど、すばらしい実績をもっています。昨年度は東北大会で準優勝をし、全国大会にも出場してソフト群岡の名をあげました。

このようなすばらしい成績をあげることができたのも、チームワークの力と、何事にも、最後まであきらめない根性を、みんなでつくりあげてきたからだと思います。また、先生と生徒間の信頼が、スポーツを通して培われてきたからだと思います。各運動部も、「ソフト部に続け」を合言葉にがんばっております。

文化面での活動もさからで、「菊の一鉢運動」を実施しています。創意の時間などを活用し、全校生徒が、菊づくりに参加し、「育てる」活動を通して、美しい心と、環境づくり、勤労の精神を養っています。また、毎年「百人一首大会」や、「校内音楽祭」などを生徒会行事として開催するなど、わたしたちの自治活動も活発に行われています。

今年度中に、体育館が完成する予定です。大きな、施設の備わった体育館で運動のできる日を心まちにしています。町や、地域の人たちの、学校に対する暖かい援助のもとに、群岡中学校は、いよいよ充実してきます。このようなすばらしい環境の中で、わたしたちが学校生活を送れることは、幸せだと思っています。

わたしたちは、先輩たちが残してくれたすばらしい校風と、輝かしい伝統を、より一層発展させるためにも、小さな学校ですが、生徒ひとりひとりの力をだし合って、学校づくりに参加していきたいと思っています。

　

ぼくの学校わたしの学校

(校長・村野井幸雄・生徒数71名)

　

▼実力をほこるソフト部

　

校舎玄関▼