教育福島0086号(1983年(S58)11月)-020page

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機会をとらえ、広く皆様の福利厚生施設としてご利用いただければ幸いと思います。

ここで、昨年度の決算と今年度の八月までの営業成績につきまして、お知らせいたします。昨年度は、皆様のお陰をもちまして、わずか、七十万円ではありますが、黒字となりました。このことは、五十六年度の決算と比較いたしますと約二千五百万円の増収となります。この様な延びで、今年度も決算を迎えられるよう努力中ではありますが、五十八年度の営業状況を昨年度の同期と比較した場合、表16に掲げた通りの数字になりますが、全体的に利用人員の減が目立ちます。

その内容は、宿泊利用人員はほぼ横這いなのですが、宿泊外の利用人員の中で、婚礼、レストランの利用人員は増加しておりますが、宴会、会議の利用人員が、大幅に減少しているためです。

その対策としまして、夏休みの期間中開催されます各種研究会、懇親会のために、「飲み放題」家族向けに「バイキングの夕べ」等を企画、実施いたしましたが、その結果は余り芳しいものではありませんでした。

今後の見通しにつきましては、年内の予約状況から判断しまして、十二月までは昨年度並の成績を見込んではおりますが、その後一、二、三月にっきましては、見込額の算出に不安が残ります。

そのためにも、忘年会、新年会、歓送迎会に新企画を練り、ご案内したいと思いますのでご利用をお待ちいたします。

婚礼につきましては、八月、新作花嫁衣裳、ドレスを多数購入し、さらに晴れの場にふさわしい装いを提供すべく準備いたしました。又、今シーズンより演出の一部として、ウェディングケーキ入刃の際のドライアイスによるファソタジックモコの設備を導入、より一層の演出効果を期待していただけるものと自負しております。

ただ、婚礼の演出進行につきましては、利用者第一をモットーに、いたずらに華美に走らず利用者の個性にあった音響など手造りの演出に心掛けております。

加えまして、今年度七月よりJCB(ジャパンクレジットビューロー)に加盟いたしましたのでお支払につきましても何かと皆様のご利用の便が計れるものと存じます。現在、共済組合自体、年金制度又は医療制度等将来に多くの課題を抱えていますが、宿泊施設におきましても、運営上の問題が山積されております。

しかし、骨子にっきましては共済組合本部をはじめ関係機関による検討も始まっておりますが、我々、福利厚生施設に働くものとしましては、施設に許された範囲の中で健全経営に励み、他の厚生、保健事業の財源を窮迫させない経営努力と、福利厚生施設として十分な活用をいただける福祉性の確立

 

郡山会館披露宴会場

表16 昭和57年・58年度利用状況一覧(4〜8月)

 

表16 昭和57年・58年度利用状況一覧(4〜8月)

表16 昭和57年・58年度利用状況一覧(4〜8月)

 

 

 


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