教育福島0086号(1983年(S58)11月)-031page

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特に、3)の困難性は、年度当初から教科担当者の間で予想されたので、十分検討し、出題だけでなく、教科内容の教材化の研究、工夫を重ねてきたが期待した結果は得られなかった。

 

三 まとめと今後の課題

 

最後に、評価について。現代社会の設置の趣旨からみて、評価の観点は、社会生活における諸事象に関して知識・理解を求めるだけのものであってはならない。思考力や判断力を養い、それらの能力を基礎に、社会の諸事象に興味をもち関心を高め、適応する力の育成が要請されている。

この要請にこたえられる「態度、関心」の評価に関して、本研究では定期考査などのペーパーテストだけでは評価できない部分が相当あったので、この部分についての評価は、レポートや感想文などを含め、それに加えて、授業中の発問、応答などを重視して行った。

今後の課題として、年間指導計画作成とともに、加えて評価計画作成についても従来にもまして内容の充実に努めたいと考えている。

(会津高等学校教諭・半野幸雄)

 

図2 授業の展開例

 

 

 

 


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