教育福島0086号(1983年(S58)11月)-043page
ぼくの学校わたしの学校
広野町立広野中学校
三年
栗田親子
私たちの学校は、東に太平洋、西には阿武隈山系が見えるという自然がとても豊富な所にあります。また小学校のすぐ近くにあるため、登下校は小学校の時とあまり変わらず便利です。広野町には数年前に火力発電所が建設され、今では町のシンボルとなった高い煙突が本校からも見えます。
私たちの学校の生活目標は、「主体的に学習する生徒」「心身共に健全な生徒」「規律を守り責任を果たす生徒」「勤労を尊ぶ生徒」「礼儀正しい生徒」の五つとなっています。そしてこの生活目標にそった行事なども行われています。
「心身共に健康な生徒」の行事としては、マラソン大会、陸上競技大会、水泳大会、球技大会とそろっており、またこの四つの大会で学年優勝をしたクラスには「優勝」と書かれたペナントがもらえます。だからこのペナントを四つ全部制覇しようと、どのクラスも練習に一生懸命です。また私たちの学校には「体力づくり」という時間が週に三回あります。この時間に全校生徒で学校の周りを走るのです。また、昨年から、「東北一周マラソン」と称して、体力づくりや部活動で走った時の距離などをこの東北一周マラソンの紙に記入し、だれが一番早く広野に戻ってくるか、全校生徒で競争しています。しかし、広野に戻るまでには合計で、千三百六十九キロもあり、とても大変です。また本校は部活動には全員入部することになっているのが特徴です。しかし、生徒数が二百二十名と少ないために、部の数も七つしかないのが残念です。でも午後三時半ごろになると各部の練習する声などが校舎に響いてきます。
「礼儀正しい生徒」と生活目標にもあるように、この「礼儀」だけはどこの学校にも負けないと胸をはっていえると思います。また、生徒会活動も活発です。自主的になんでも自分たちの力でやるのが自慢です。
このように、すばらしい海と山の大自然に囲まれた私たちの広中。今までの伝統と校風をしっかりと受け継ぎ、さらによりよい学校にしたいと思います。
(校長 梅田信夫・生徒数221名)
▼全校トレーニング・めざせ東北一周
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