教育福島0087号(1983年(S58)12月)-032page

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まちからむらからこんにちは

 

わが町の青年学級

浪江町教育委員会

 

一 はじめに

 

浪江町には、二つの公民館(浪江公民館、津島公民館)があり、津島公民館では、隣村葛尾村との広域青年学級(津葛青年学級)を実施している。ここでは、浪江町中央青年学級を紹介する。現在の名称の学級は、昭和五十二年に県の委託青年学級として始まり、その後、補助学級として学習活動を進めている。

 

二 浪江町中央青年学級

 

(1) 青年学級への取り組み

ここ数年、浪江町においても青年活動の低下がみられ、教育委員会としても青年教育の重要性を認識し、青年活動、特に青年学級に力を入れている。当初の学級とは違って、現在は自主的に参加し、自らが学習課題、生活課題を見い出すようになり、学習活動にも幅が出てきている。

特に、変貌する地域環境の問題、異年齢代間の交流の少なさ、このような中で青年として、「何をなすべきか」を問い、自らの修養に努めながら、地域に積極的に参加、活動できる青年づくりを目指している。

(2) 学級生の募集について

募集方法については、毎年の反省点を考慮し、町広報紙、公民館報、新聞等を利用している。双葉地方は原子力発電所の建設に伴ない、青年の働く職場が増え、若者人口のUターン現象が目立ってきている。職場だけでなく、地域においてなにかをやりたいという考えの青年が増えているのは事実である。しかし、仕事外のつきあいが少なく、どこでなにをすれば良いかを迷っているのが現状のようである。こうした事実をふまえ、昨年までの学級卒業生約二百名の協力を得たり(OBとの交歓研修も実施)また、最も力を入れているのは、学級生自らの足で(友達から友達へ)募集する方法が一番成果があるようである。

(3) 組織・運営について

学級生が、学習意欲を持続させるためにどのように運営したらよいのか、昨年までの学級活動を反省し、活動しやすいように、表1の組織図で運営している。学級生同志の留意点としては

 

表1−1) 青年学級組織図

表1−1) 青年学級組織図

 

表1−1) 青年学級組織図

座禅と取り組む学級生

 

 

 


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