教育福島0091号(1984年(S59)06月)-018page

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能を「いつ」「どこの過程で」「どのような形態で」行うのかを配慮した。さらに、望ましい生徒の学習習慣を深めるため「P・D・S」学習を授業案の中に取り入れて実施している。

(3) 研究の成果と今後の課題

○生活・学習ノートを利用した教育相談は、他研究部との連携で指導できたのは効果的であった。

〇一人一人の意欲を喚起させるため学習の約束を「P・D・S」学習とし、家庭学習や授業の中で意識化を図ってきた。その結果、生徒一人一人が自ら学びとる姿に変容してきている。しかし、学習不適応を示す生徒ほど未記入や提出忘れが多く個別指導の対策を講じている。また、Do5の「進んで質間する」やDo7の「考えを発表する」などの項目は低く、合わせて今後に残された課題である。

 

三、特別活動研究部

 

(1) 研究の視点

特別活動における各領域の指導法を改善することにより、一人一人の意欲が喚起される生徒指導のあり方を追究する。本校では次のような構造図を基本として、「学業指導の改善」を目指して研究を推進してきた。

(2) 研究の概要 (図3)

本校生徒の特質として部活動以外の諸活動への参加はどちらかといえば消極的だということである。こうした短所を少しでも取り除こうと改善をはかっている。

○諸行事の改善・工夫

○学級指導・学級会活動の一試み

○生徒会活動と部活動の充実

○地域社会との連携

1) 諸行事の改善・工夫

学年集会や全校集会で生徒が新学期の抱負や部活動、友情等について発表し、お互いに共通の問題としてとらえるよう試みてきた。これをもっと充実させるため内容を広げ、生徒一人一人が計画から実施までの過程の中で、何らかの形で参加できるよう、学級指導や学級会活動、ききようの時間等での堀りさげを重視してきた。

〈第一学期反省のための全校集会〉

〈ききょうの時間を活用した集会〉

〈私の趣味の発表会〉

〈下級生に残すものの発表会〉

2) 学級指導、学級会活動の一試み。

学習の基礎訓練の一つであるP・D・S学習を生徒一人一人に意識化・定着化をはかるため学級指導の時間で学習するようににした。

3) 生徒会活動の充実。・計画的に活動する。・自主性をもつ、・公共物を大切にする。の三つの具体目標をあげ活動している。

○部活動におけるP・D・S学習。全員が部活動に入ることになっているので、活動をさらに効果的に運

 

図3 学業指導の改善構造図

 

 

 

 

 


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