教育福島0091号(1984年(S59)06月)-017page
て教師と生徒の生活に密着させようとしている。
2) 生活、学習ノートの活用
本校で使用している「生活、学習ノート」には、「授業の受け方」、基本的学習態度」が掲載されている。このノートを活用するにあたっって学習の約束である「P・D・S学習」を関連づけることにより、望ましい学習習慣を身につけさせるため実践している。具体的な活用の方法は、朝と帰りの学習の時間に記入する、
〈帰りの学活〉日番の指示で「Plan」を記入する。今週の行事、授業の記録、課題、準備等、家庭での自分の予定プログラムである。
〈朝の学活〉「Do、See」記入(図2)
3) 教科指導における生徒指導
「生徒指導の機能が働いている教科指導」については、毎日授業を実施していても教師自身、はたして生徒指導ができているかと反省するとき不安である。本校では、「各教科独自のねらいを達成」することが生徒指導の基盤であることをふまえながら、生徒一人一人の意欲を喚起させるために別表のような各教科の生徒指導の配慮点を作成した。
4) P・D・S学習、生徒指導を考慮した指導案。
指導案の指導上の留意点の中に、
「生徒指導」の欄を設けて、一単位時間の指導過程の中に生徒指導の機
(図2)〈生活・学習ノートの記入例〉
教室掲示用の学習の約束
実践内容
○学習用具の準備 ○ノートの課題を確認する
○授業の目標、家庭学習の目標を明確に意識する
○ノートに学習計画をたてる。