教育福島0091号(1984年(S59)06月)-033page
観点別目標の評価方法の中心を、次のように決めた。
○ 知識・理解……ペーパーテスト
○ 観察、実験の技能……観察、ノートのチェック、パフォーマンステスト
○ 科学的思考……発表、ノートのチェック
○ 自然に対する関心、態度……言動の観察、自己評価、相互評価
6) 時案(省略)
7) 「観点別学習状況」評価一覧表
各観点別目標の評価結果の累積、及びフィードバックのために、評価一覧表を作成した。
五、成果と今後の課題
(一) 成果
1) 評価結果の累積により、ある程度自信を持って、「観点別学習状況」の欄が記入できるようになった。
2) ペーパーテストによる事後テストの結果の度数分布のピークが百パーセント、もしくは、それに近い所にくるようになった。
3) 評価の累積により、次の単元における児童の問題となる思考傾向が予想でき、それに対する対策が考えられるようになった。
4) 当初に比べ、児童の活動が主体的になったように思われる。
(二) 今後の課題
1) 各観点の能力について、検討を重ねたい。
2) 自己評価、相互評価の活用を一層図りたい。
3) ぺーパーテアストの問題を、より一層ねらいに沿ったものにするとともに、その可能性を探っていきたい。
4) 対象が十五名の学級における実践であったが、四十名を越える学級において可能性を探っていきたい。
資料1 「観点別学習状況」評価の手順