教育福島0092号(1984年(S59)07月)-035page
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力の向上」を目指すために、1)どのようなねらいで2)どのようなTPを3)どのような場面で、提示すれば効果があるのかを基本にして、次の三点に焦点をあて研究を進めてきた。
(ア) 効果的なOHPの活用とTPの作製
(イ) 指導案の改善
(ウ) 検証
(ア)については、活用後の生徒の反応を確かめながら、つねに独創的なTPの開発を心がけた。文字中心のTPから映像により印象づけるTPに、静的な実物提示から動的な提示法へと発展させてきた。
(イ)については、「本時の目標」の具体化、フローチャートの導入、「指導上の留意点」欄の活用などにより、校内の授業研究が充実し、それは、当然のことながら「わかる授業」作りの中で成果をあげて行った。 (指導案の例は三十七ページ参照)
(ウ)については、OHPを活用したことで、各教科とも学力の面(特に成績下位者・中位者に対して)・意識の面において、プラスの効果をあげることができた。 (表3)・(表4)・(表5)
表2 各教科でのOHPの活用法
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〈実践例1〉数学の場合(具体物置換法によるOHPの活用・単元「弧度法」)
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〈実践例2〉国語の場合(記入消去法によるOHPの活用)
・単元「春はあけぼの」(枕草子)
内容把握を目的に、叙述内容を時間的経過とともに図示したTPの例。
(1)
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(2)
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(3)
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