教育福島0093号(1984年(S59)08月)-007page

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福島県婦人団体連合会の目標と実践活動

 

今日、社会の発展はめざましく、経済成長、技術革新の進展する中で人々の考え方や生活様式も大きく変化して来ており、地域課題も多様化し、その方策には以前と違った工夫が加えられてはいるが、県下三七一単位団体六万余の会員が一貫して求めてきたものは、婦人の地位向上、心豊かな家庭、平和で明るく活力ある地域社会づくりでありました。結成三三年、科学の時代といわれる二一世紀に向って、私達は目標達成の具体化のために次のような実践活動を展開しています。

(1) 賢く心豊かな婦人になるための学習活動

(2) 青少年の健全育成のための地域づくり

(3) 高齢化社会における生きがいづくりと福祉活動への積極的な参加

(4) 国際友好と平和の推進

これらを通して多くの人々から愛され、期待される近代化した県婦人団体連合会への変容をはかっている昨今であります。

 

たないだろう。積極的に参画して仕事を通して力をつけていきたい。力がつけば更に次の大いなる仕事へと意欲も湧くことだろう。そして初めての仕事をこなしていくうちに、自分の潜在力も見出せて自信がつくことと思う。

 

今は社会の動きが家庭生活に深くかかわり、その家庭生活は大きく変貌し、子供達にも微妙に影響し、情緒の不安定な子、欲求不満の子も多い。このような子を学校で暖かく包容してやるには女教師は適任者である。教師の暖かい人間性による言動が子供を勇気づけたり、生涯忘れることのない生きる支えになることもあろう。また、反対に不用意な言動が子供の心に大きな傷手を与えることもある。女性の適性を生かしつつ心したいことである。

 

人様の子を預り育てることほど厳しい仕事はないと思う。昔、森文部大臣は「女性は天性の教師なのだ」と言われた。天性に研修の磨きをかけて、女教師百年の歴史の中で、今こそ最も充実した力を発揮していただきたい。

 

提言

 

 

 


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