教育福島0093号(1984年(S59)08月)-046page
泉崎村立泉崎中学校
ぼくの学校わたしの学校
(校長・藤田大八郎・生徒数198名)
三年
鈴木浩治
僕たち百九十八名が通っている泉崎中学校は、だるま市で知られる白河市の近くの西白河郡泉崎村にあります。泉崎村には、保育園と幼稚園がそれぞれ一つあります。そして、小学校は第一小学校と第二小学校の二校があり、それらの卒業生が新一年生として、この中学校に入学してくるわけです。また校舎は、村のシンボルである烏峠のふもとにあるため緑がとても豊かです。新緑の季節には、学級の時間を利用して烏峠の神社まで山道を散歩するクラスもよくあります。
それから、部活動もとてもさかんです。生徒数が二百名にも満たないので、六つの部しかありませんが、野球、バレーボール、バスケットボール、卓球、剣道の五つの運動部は中体連大会を、唯一の文化部である吹奏楽はコンクールをそれぞれ目指し、毎日毎日熱心に練習しています。そして、勉強と両立させ、県大会や東北大会等へいった先輩たちの伝統を受け継ぎ、さらに築きあげるようがんばっています。
また、生徒会活動も活発です。各学級、各奉仕委員会、各部活動などは、四月の第一回生徒会総会で提案された年間計画等に基づきその一年間の活動を行いますが、どの生徒も生徒会員としての自覚をもって活動しています。
その中の一つに、校外生徒会、規律委員会、本部が一体となって行っている交通安全隊活動があります。これは、毎月一日、十一日、二十一日の朝に、校外生徒会の各方部の班長は、交通安全のたすきをかけて登校、また、規律委員、本部役員は決められた場所で腕に腕章をして、徒歩や自転車で登校する生徒の交通指導にあたります。これらのことによって、自分たちの手で交通安全活動を推進し、交通ルールの実践と交通事故防止に寄与しようというものです。今、泉崎村は交通死亡事故ゼロを目標に沢山の交通安全運動を実施しています。そのため、この活動はいわば村ぐるみの運動の一環ともいえます。
以上は、一つの例にすぎませんが、日常の活動を通してこの泉崎中をもっと良い学校にしていこうと、がんばっています。
▼活発な生徒会総会
安全運転守ります◆