教育福島0094号(1984年(S59)09月)-038page
芸術セミナーの紹介
県教育委員会では、
「伝統を生かし創造性をはぐくむ文化活動の推進」
をスローガンに
○文化活動の充実
○文化活動指導者の養成確保
○文化施設の整備充実
○文化伝承の充実
を四本の柱として県内文化活動の推進に努めております。
特に本年度は、去る七月に県立美術館及び図書館がオープンし、両施設とも開館いらい連日のにぎわいをみせており、文化活動への県民の関心の高いことを示しております。
また去る八月には、県立博物館の建築安全祈願祭が会津若松市で行われ、いよいよ着工のはこびとなりました。
今後、これらの核となる施設はもちろんのこと、多種多様な事業、活動をとおして県民の文化に対する二−ズに応えるべく県教委としましても努力を続けていく計画になっております。
たとえば、文化課主管の事業としては、
●県展・同移動展
●こども芸術劇場
●県芸術祭
●文化財の保護・調査
●歴史の道保存調査・ほか
など多くのものがあります。
特に、本稿ではこれらの事業の中でも県内各地で行われる「芸術セミナーについて紹介します。
昭和五十九年度「芸術セミナー」の開催について
県教育委員会では、地域文化活動を推進指導する実作家及び実活動家を対象として、実技・実作を中心として、地域文化活動を推進するために必要なことがらについての研修を行う「芸術セミナー」を開催しております。
本年度は、文学・彫塑・演劇・工芸及び合唱の五部門を実施しますが、文学・彫塑及び演劇については、すでに終了しておりますので、九月に開催する工芸及び十一月の合唱について受講を希望される方は、最寄りの市町村教育委員会及び公民館にそなえつけてある申込書に必要事項を記入のうえ、居住地の市町村教育委員会へ申し込んでください。
そのほか、県内の文化活動については左記までお問いあわせ下さい。
○問合せ先
福島県教育序文化課
電話 ○二四五−二一−一一一一
(内線三九八一)
文学(短歌)のセミナー風景
表1 昭和59年度「芸術セミナー」部門別一覧
彫塑のセミナー風景