教育福島0095号(1984年(S59)10月)-037page

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資料3指導過程(展開の部分のみの例)

◎印は、教育目標、人間性豊かな児童育成のための関連配慮事項

◎印は、教育目標、人間性豊かな児童育成のための関連配慮事項

・印は、学習活動における教師の配慮事項

△印は、学習過程各段階における到達度評価

 

四、実践結果と今後の課題

 

(一) 児童の変容

(1) 興味・関心のもてる体験的活動が連続し、しかも活動の目的が明確にされるので、児童の学習態度が生き生きし、目に輝きが見られてきた。

(2) 総合的・関連的な見方や柔軟な考え方ができるようになってきた。

(3) 集団活動の中で、思いやりや協力感謝の心が少しずつ育ってきた。

(二) 実践者の意識の変容

(1) 暗中模索の中で、どうにか本校独自の指導計画を作成できた喜びは、感概無量である。

(2) 合科的な指導は、子供たちの発達段階によく合致したものであることがわかった。

(三) 今後の課題

(1) 活動に遊びを取り入れることによって、興味・関心・意欲を高めることができたが、遊びに力が入り過ぎて目的を見失わない配慮をしていく。

(2) 合科的な単元を組み立て、活動面をより多くとり入れていくためには、既存の施設のじょうずな利用方法とともに設備の充実が必要である。

(3) 教科の目標内容を分析検討し、目標の関連性を吟味する作業の中に、従来の教科別指導より豊かな、しかも活発な授業が展開される可能性が残されていると考える。

 

 

 


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