教育福島0096号(1984年(S59)11月)-003page
季節の中で………実りの秋
“豊作だよ”
−全校生で稲刈り−
「会津磐梯山は宝の山よ、笹に黄金がなり下がる………」で謡われる磐梯町の第一小学校では、毎年自分たちで育て栽培した稲の刈り取りを全校生で実施している。
カマで刈り取り、束ねる、運ぶ。手足を泥で汚しながらも子どもたちは一生懸命に挑戦、傍わらで父母も教師も役場職員も昼食持参で応援、学校と地域が一体化、自然に親しませ、働く喜びや生帝の喜びを体得させるこの行事、豊かな実りを期待したい。
穂がたれる稲は260名の子どもたちによって刈り取られた。
スポーツの秋
若人の健脚競う
−高体連駅伝競走大会−
第三十回県高体連大会駅伝競走は、快晴の十月二十七日、あづま総合運動公園をスタート、吾妻連峰の紅葉か映える中、四二.一九五キロメートル、七区間に日頃鍛え抜いた健脚を競った。
また、本大会では全国に先がけて、女子高校駅伝競走も同時開催。ロス五輪女子マラソンの感動が沿道の応援にもあふれ、熱い戸帳を受けながら若き躍動を見せてくれた。若人の心のふれ合いと耐性が望まれる今、チームのために、さらに自己の試練のために走り続ける駅伝競走。額に流した汗せは実にすがすがしかった。
紅葉の路をひた走る (男子第一走者たち)
全力で走り、受け継ぐ走者 (女子駅伝)