教育福島0096号(1984年(S59)11月)-011page

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に受診された男一、四二七名、女子五七六名、計二、○〇三名の検診結果について述べてみたい。

なお、御承知のとおり人間ドックは、あらゆる角度から総合検診を行い器官別に医師が最終的に総合判断することになっている。この器官別の男女別検診結果が表4である。図5は、男女別の異常のない者の割合を検診項目ごとに図示したものである。この図でみると異常なしの割合、つまり、健康状態と判断された結果を総合し全体で男が七一・八パーセント、女が七六・二パーセントと四・四ポイントの差で女が健康な状態にある。

では、検診結果を各検診項目ごとにみてみよう。

一般理学とは、身体計測を中心に肥満、るいそう等から判断した健康状態である。特に肥満は、循環器系等の結果と結びつけて医師の判断により結論が出される。一般理学について、循環器系、消化器系に続いて健康状態の者が少ない結果となっている。肥満は、一部に先天性も認められるが日常生活に大きく左右されるものであり本人の努力により是正できる要素が強いものである。図6は、年齢別の一般理学の結果であるが図のとおり肥満を中心とした一般理学の結果は、年齢が高くなると健康状態は悪くなっている。

肥満が何故悪いのかというと御承知のとおり治りにくいといわれる成人病を誘発する大きな原因だからである。

 

表3 教職員死亡者数

表3 教職員死亡者数

 

図5 男女別異常のない者の割合

図6 一般理学の年齢別検診結果

 

図6 一般理学の年齢別検診結果

異常のない者の割合

 

 

 

 


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