教育福島0096号(1984年(S59)11月)-030page

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福島県教育委員会

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安積高校生、文部大臣と語る!

 

去る九月八日、県立安積高等学校の生徒五十七名は、安積高校創立百周年記念式典に訪づれた森文部大臣と“大臣と語る会”が開かれた。

会では高校生の方から共通一次の改善を望む声、正しい歴史の事実を伝えることが本当の平和教育ではないかとの意見等のほか、大臣の若さの秘訣、若い頃の夢、大臣になる秘訣といった質問がでた。

それに対して大臣は、共通一次試験では、二次での人物評価のウェイトを多くとるといった改善をめざしていること、大学入試のためにクラブ活動をやめなければならないという現状もいいことではない。また、高校でも幅広い勉強が大切であること等のほか、教科書に関する発言に対しては、これは非常にむづかしいことである。たとえば同じ事件でも新聞の見出しと写真によってちがった内容となる。また、発達段階に応じた記述のしかたなど文部省でチェックする必要があると述べられ、若さの秘訣では、体を鍛えることの大切さ、若い頃の夢では、ラグビーをやりたかったことのほか、必らず人間にはチャンスがやってくる。その時のために努力、準備をしておく必要があることなどを話された。

 

昭和五十八年度実績「教育年報」が完成、配布

 

このほど県教育委員会は、前年度実績の本県教育行政の資料集「教育年報」を発行いたしました。内容は、五十八年度のさまざまな教育行政について細かく記載されており、大いに利用できるものとなっております。

 

へき地・小規模学校教育研究会開催

 

十月二十四日、福島県へき地・小規模学校教育研究会は県内各地より二百五十名の来賓・会員を迎えて、東白川郡鮫川村で開催された。

県主題「たくましい実践力をもって主体的・創造的に生きる人間性豊かな子どもの育成」をうけた鮫川村では、児童生徒の実態に基づき共同主題「一人一人の個性をのばし、意欲を高める学習指導」と各校の主題を設定して、研究・実践に取り組んできた。

本大会は、単式の鮫川小、複式の富田小、そして鮫川中の三校で一単位時間の公開授業を行い、会場を鮫川小に移して、全体会や分科会等を行った。

各々研究成果や実践事例を出し合い、真険な討議がなされました。

 

新しい県教育委員に鳴瀬寛爾氏が任命さる

 

このたび永年にわたり本県教育に尽力された宮森栄介氏の任期満了による退任に伴い、元喜多方市教育委員長の鳴瀬寛爾氏が任命されました。同氏の力量は高く評価され、本県教育の発展が更に望まれるものと思います。

 

五十九年 秋の栄えある叙勲者

 

このたび県教育界に功績のあった左記の方々が叙勲の栄に輝やきました。

おめでとうございます。

 

○教育功労関係

☆勲四等瑞宝章

安田 松雄(元安積女子高等学校長)

福島市泉字清水田一九−七

☆勲四等瑞宝章

守谷 新一(元平工業高等学校長)

福島市南沢又字下琵琶渕一五

☆勲四等瑞宝章

竹内 博(元郡山女子高等学校長)

郡山市大槻町字針生金畑一三−三

☆勲四等瑞宝章

中野 正彦(元内郷高等学校長)

郡山市清水台一−三〇

☆勲五等双光旭日章

遠藤  力(元醸芳中学校長)

伊達郡伊達町字柳内三三−三

☆勲五等双光旭日章

生江  等(元会津坂下町教育長)

河沼郡会津坂下町字曲田一三四二

☆勲五等双光旭日章

壁谷 國夫(元常葉町教育長)

田村郡常葉町大字常葉字上町五一

☆勲五等双光旭日章

佐藤善右衛門(元保原中学校長)

伊達郡保原町大字大柳字大日向

☆勲五等双光旭日章

坂本 惣助(元浪江小学校長)

双葉郡楢葉町大字井出字西原二九

 

文部大臣を囲んで語りあう安高生

文部大臣を囲んで語りあう安高生

 

 

 

 


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