教育福島0096号(1984年(S59)11月)-041page

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る必要があり、体力相談士の資格者の養成を要望したい。(永山氏)

(三) 中高齢者のスポーツ教室の増設を望む。また、専門の指導員や軽スポーツの場を確保してもらいたい。(遠藤氏)

(四) チャンピオンシップスポーツのみ

でなく「やるスポーツ」への転換やスポーツの広場への工夫がほしい。また、行政の負担増を要望するが同時に個人の最低限の負担は必要である。(増子氏)

(五) 社会体育関係者として住民総参加のスポーツ活動を推進したい。また、県民総スポーツ活動推進計画等の策定をしてみてはどうか。 (佐藤氏)内 教育委員会や公共体育施設には専任指導者の配置が必要である。各施設も使用料を安くして気軽に利用できるようにしてほしい。 (阪路氏)

(七) 学校行事と地域の行事が重なることは問題である。学校には、社会体育の係を設けるべきである。 (鈴木氏)

(八) 学校では、部活動の生徒数が減少している。スポーツを生きがいづくりや実践力の向上等に結びつける工夫が必要である。 (杉原氏)

(九) 指導者の研修会を郡単位等の小範囲で実施してはどうか。教育事務所に社会体育指導者を配置してほしい。民間の活力を盛りあげる必要もある。(田村氏)

(十) スポーツを未組織者層へ拡大することを考えている。また、経費については受益者負担が原則であることを理解してほしい。 (塙氏)

 

第三回会津地区教育広聴会

時 昭和五十九年九月十九日

所会津若松市文化福祉センター

テーマ

『学校教育のあり方をめぐって』

いわゆるいそがしさの問題点

 

※ 意見の概略

(一)会議、研究会が続き、子どもとのふれあいが少なくなると、気分的にも忙がしくなる。会議の精選や仕事の計画化が必要と考えている。 (鈴木氏)

(二)非行化の中で生活ノートの点検は欠かせない。しかし、じっくり見られない。部活動を社会体育指導者に依頼することはできないか。

(三) 校内研究で勤務時間内に消化できない事務量がある。研修のあり方について、精選、方法の効率化を考える必要がある。(小村氏)

(四) 小規模校では一人の校務分掌が多い。また、最も忙しい時は中体連の時期で、地域の協力は不可欠である。体育関係職員の適正配置を望む。(矢澤氏)

(五) 「忙しい」があいさつがわりになっている。教員の定数増、定期異動の発表時期や新採用教員研修時期の検討をお願いしたい。(山ノ内氏)

(六) 行政としての行事調査機関の設置を望む。自主的団体の行事のはどめは必要である。(川島氏)

(七) 部の指導、生徒指導、対外行事、教材研究と忙しさはある。県総体の参加のあり方を検討願いたい。(独鈷氏)

(八) 生徒や父兄の様がわりの中で指導の困難さがでてきている。出張に伴う自習監督の徹底は更に多忙を促進している。しかしそれを活力にかえていく姿勢も大事である。(坂田氏)

(九) 組織や研究会の育成指導の充実や現場教師の個人の発想をとり入れる必要がある。また、県民の教育への意識調査をやってみてはどうか。(佐竹氏)

(十) 行事の精選、夏休みの有効活用、小規模校への事務員配置、新任研修の検討や教育実習での複式体験などを検討してはどうか。実際の多忙と多忙感とは違うと思うが、それを教育の充実へ転換する努力、方策が必要である。(石川氏)

以上各会場ごとの意見の概略を記しましたが、参加された方々は、

・具体的問題での検討はどうか。

・現場での苦労した生の声がでていてよかった。

・各種の団体、立場の意見を聞くことができ参考になる。

・もう少しふん囲気をやわらかくできないか。

・意見そのものは自由に述べられたので良い方向であると思う。

などの事例の感想もよせられて、教育広聴会への要望と期待がありました。

県教委としても、テーマ、場所、方法等について今後も慎重に検討を重ねて取り組む方針です。

 

活発なる意見発表(県中地区)

活発なる意見発表(県中地区)

 

佐藤教育庁を囲んで(会津地区)

佐藤教育庁を囲んで(会津地区)

 

 

 


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