教育福島0096号(1984年(S59)11月)-047page

学校紹介

　

いわき市立御厩小学校

　

6年　山崎哲哉

　

校長　長谷川三雄

児童数　804名

　

　

ぼくたちの学校は、いわき市のほぼ中央に位置し、常磐線平駅から西へ三キロの所にあります。御厩小のある内郷地区は、昔、炭鉱の町として栄えました。

御厩小の歴史は古く、明治六年に開校して以来、現在までの百十一年間にいろいろなことがありました。版画コンクールで全国一位になったり、交通安全優良校として全国表彰もされました。

このような伝統を刻みつけてきたふるい校舎がとりこわされて、今年の四月には鉄筋コンクリート四階建ての立派な校舎が完成しました。大雨になるたびに床下浸水になったり、時には床上浸水になったりしたことのある旧校舎でしたが、今度は土台が一メートルも高くなったので、安心して勉強ができます。また勉強で使う設備も整いました。特に、音楽室には新型のデスクオルガンがたくさん入りました。このオルガンは三つの楽器の音を出すことができ、ヘッドホーンをつければ、自分の音を聞きながらそれぞれ練習ができるのでとても便利です。

今、校舎のまわりに植木がうつしかえられ、全校生の愛校作業によって、花だんづくりもすすめられています。学級園や水生植物園、飼育小屋などもできることになっています。

また校舎の前には、「強く正しく」という碑がたっています。その碑を見ながら、全校生八百四名が、毎日元気に体力づくりをしています。これまで水泳や剣道では、大変良い成績を収めてきました。市の水泳大会で次々と新記録を出したり、剣道の全国大会では優勝したこともあります。

ぼくは、現在剣友会の主将をつとめていますが、練習はとてもつらいです。でも立派な成績を残し、伝統を築いてきた先輩たちに負けないよう一生けん命がんばりたいと思っています。そして、勉強も熱心にして「強く正しく」かしこい御厩健児になりたいです。

　

伝統ある剣道部員

　

田島町立荒海中学校

　

3年　渡部　幸一

　

校長　星　八郎

生徒数　153名

　

　

僕たち百五十三名が通っている荒海中学校は、祇園祭りで名高い南会津郡田島町にあり、近くには七ヶ岳、荒海川(阿賀川上流)駒止湿原があり、校舎の周辺は、春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、そして冬は銀世界と四季折々の自然に恵まれた環境のなかにあります。

校庭の東には、僕たちのシンボルである「心」の文字が刈り込まれた「らくだ山」と呼ばれる小高い山があり、周辺二千メートルは、僕たち全員が持久力をつけるための「マラソンコース」として利用しています。

昼休みには、全校生が参加して、「歯みがき運動」を実施しており、全校で虫歯予防に取りくんでいます。

　

学級旗の中で「ガンバリ」ます。校内陸上大会