教育福島0097号(1984年(S59)12月)-012page
江見俊太郎一((社)日本芸能実演家団体協議会)
十一、福島県芸術祭
福島県芸術祭は、「県民による芸術発表等の促進」、「県民への芸術鑑賞機会の提供」及び「芸術文化団体等の活動促進」を三本の柱として、昭和三十七年度から実施している。
本行事は、主催行事と参加行事から講成されており、このうち主催行事は、県北地区を中心に十一行事が、また、参加行事については、全県下において五十七行事が実施された。
県芸術祭は、毎年九月一日から十一月三十日までの三か月間をその開催期間としており、この期間内に、県内各地域で多彩な行事が繰り広げられ、県民の芸術文化の一大祭典として、大きな盛り上がりを見せているものであります。
十二、福島県文化センター
昭和四十五年九月に、県文化センターが開館して以来、その管理運営は、財団法人福島県文化センターに委託している。開館十四年の歩みは、多種多様な県民の文化的欲求に応え得る文化センターづくりを念頭に置き、その運営にあたってきた。
文化センターの組織は、文化会館、美術博物館、歴史資料館の三館が、それぞれ特色をもつた機能で運営されてきたが、本年度より県立美術館が開館したのにともない、美術博物館の業務が移行し、廃止された。
自主事業は、県内各地における文化施設の新設、整備が進められる中で、
福島県芸術祭開幕式典(二本松市文化センター)
表5 昭和59年度福島県芸術祭主催行事
文化センター自主事業少年劇場「少年王マチウシ」