教育福島0097号(1984年(S59)12月)-014page

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間像」

○内容 戦後を代表する作家で特に「人」をテーマにした作品に特色のある洋画家、日本画家三十一人に焦点をあて代表作百三十余点を展示し、戦後から今日に至る社会に生きる人々の姿と表現の多様生を展望した。

○会期 昭和五十九年七月二十二日〜八月十九日

(2) 開館記念展第2部「ミロ回顧展」

○内容、スペインの画家ジョアン・ミロの初期バルセロナ時代から晩年の南仏時代までの油彩、水彩、版画、彫刻、セラミック等約百八十点とミロの友人の写真家カタラ・ロカによるミロの制作風景の写真等を展示した。

○会期 昭和五十九年九月一日〜九月三十日

(3) 開館記念展第3部「現代東北美術の状況展」

○内容 選考委員会によって四百数十名の中から選考された東北六県の出身及びゆかりの作家五十九人の近作百七十余点の日本画、洋画版画、彫刻の作品で今日の美術の中に新しい美意識の発見を試みるものである。

○会期 昭和五十九年十月十三日〜十一月十八日

(4) 現代版画の軌跡(仮称)

○内容 戦後の我が国の版画界をリードしてきた作家の代表作約百八十点を展示し現代版画の歩みを回顧する。

○会期 昭和六十年二月十五日〜三月二十四日(予定)

2、常設展

美術館の所蔵作品を常時系統的に展示。三カ月に一度展示替を行って作品の保全にも留意している。

3、収集

常設展の展示構成を考慮し、計画的な収集を進めている。本年度は、印象派の画家ピサロの作品をはじめ、安田靱彦、福王寺法林、大山忠作、若松光一郎等の作品を収蔵した。

4、教育普及

(1) 講演会

○開館記念講演会

「日本洋画の出発と展開」ブリヂストン美術館長 嘉門安雄氏 昭和五十九年七月二十九日

○第1回定期講演会

「関根正二とその時代」神奈川県立美術館長 匠秀夫氏 昭和五十九年九月二十四日

○企画展講演会

「人間像にみる現代絵画の展望」美術評論家 三木多聞氏 昭和五十九年八月五日

○企画展講演会

「ミロの芸術」美術評論家 東野

芳明氏、昭和五十九年九月十五日

※六十年三月にも定期講演会 企画展講演会開催予定

(2) シンポジウム

「創造の場・今」昭和五十九年十一月三日

(3) 美術講座

○親と子の美術教室

「粘土でつくる」「絵巻物をつくる」他、昭和五十九年八月三日〜五日

○実技講座

「シルクスクリーン」「彫塑」「銅版画」「油絵」昭和五十九年九月〜十二月、各講座とも五回連続

○公開制作

「リトグラフの制作」 昭和五十九年十月二十日、二十一日

○美術鑑賞講座

前期 「美術のみなもと」昭和五十九年十月〜十二月 六回シリーズ

後期 昭和六十年二月〜三月 四回シリーズ

○映画会

「ルーブル美術館」昭和五十九年九月二日ほか。本年度は計七回を開催

5、調査研究

館の機能を充実し、美術の情報セターとして活動することを目的に各種の調査研究を行っている。主要なテーマは「県出身作家調査」 「幕末から近代の福島県の美術」である。

 

県立文化施設の整備

 

文化施設整備室発足以来、満四年を経過して、美術館、図書館の建築も竣工を見ることができ、四月一日をもって新設公所に施設引渡しを行った。

 

県立博物館

○建設工事

建設準備として、昨年度より引続き会津若松市と協力して、敷地の発掘調査を工事着工の直前まで実施し、文化庁並びに地元の皆さんの理解を得ることができた。

また、工事については、建築工事の清水建設、会津土建、秋山建設共同企業体など五業者により施工されることになり、八月一日に現地に於て、佐藤教育長など関係者多数の見守る中、工

 

県立美術館の一般公開テープカット

県立美術館の一般公開テープカット

 

 

 


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