教育福島0097号(1984年(S59)12月)-028page
福島県教育委員会
臨時教育審議会地方公聴会
−福島で開催−
臨時教育審議会(会長・岡本道雄)の地方公聴会は、十一月二十七日の福岡市に続いて、三十日(金)、福島市の「県青少年会館」で、午後一時三十分より四時三十分の三時間にわたって開かれた。
二十一世紀に向けた教育の在り方を審議する臨教審が国民のナマの声を反映させるのを目的として開かれたもので、臨教審側からは、岡本会長はじめ四委員が出席、本県から大高善兵衛氏をはじめ各界の代表九名が意見発表を行った。
◎参加委員は次のとおり
(会長)岡本道雄(委員)天谷直弘、金杉 秀信、須之部量三、堂垣内尚弘
◎意見発表者は次のとおり
・大高善兵衛(ヨークベニマル(株)取締役社長)・大槻 進(福島県立 福島東高等学校長)・角田 朝子(福島県立福島女子高等学校生徒)・河田 亨(福島民報社常務取締役 編集主幹)・関口 富左(郡山女子大学長)・丹治 誠(東北沖電気(株)社員)・水口 ミキ(川俣町立川俣小学校PTA会長)・山本 ナカ (福島県婦人団体連合会長)・吉成 公彦(郡山市立郡山第二中学校教諭
公聴会には、会社員、主婦、教員ら約二百名が傍聴する中で開かれ、初めに岡本会長の挨拶、続いて意見発表者がそれぞれ約十分間教育に関わる様々な意見や提言を述べ、そのあと、臨教審委員との間で質疑応答が行われた。
また、臨教審委員は、午前中、公聴会に先だって、県立福島工業高等学校、大笹生養護学校を訪問、学校の現況や現場の教職員の意見を聞き、さらに生徒の授業の実態についても視察した。
福島公聴会であいさつする岡本会長
教職員研究論文入賞者発表
−特選に四先生−
昭和五十九年度福島県公立幼稚園・小・中・養護学校教職員研究論文審査会は、十一月十三日(火)に県庁で行われました。
今回の応募総数は前年度より五点多い九十三点。この中から特選四点、入選一校・七人が選ばれました。
受賞者は次の先生方です。
〈特選〉
郡山市立郡山第二中学校教諭
鷲田 洋
白河市立白河第一小学校教諭
深谷 和子
会津若松市立鶴城小学校教諭
加藤 紘一
田村郡三春町立中妻小学校教諭
国分 道子
〈入 選〉
いわき市立平第二中学校教諭
吉田 徹郎
安達郡白沢村立白岩小学校共同研究〈代表〉校長
武田 昭三
福島市立福島第三小学校教諭
村上 幸男
双葉郡富岡町立富岡第一中学校教諭
佐々木 健二
福島市立松陵中学校教諭
宍戸 賢一
いわき市立小名浜第一小学校教諭
沢 宏一
河沼郡河東町立河東第一二小学校養護教諭
二瓶 恵美子
耶麻郡塩川町立塩川小学校教諭
芳賀忠夫
なお、特選の四先生は、十一月二十六日(月)、十時三十分からの表彰式にのぞみ、佐藤昌志教育長が特選者一人一人に賞状と盾を贈ったあと「皆さんの日頃の研究心と向上心は他の模範であり、そのご努力に敬意を表します。これからも学習指導、生徒指導に頑張ってほしい」との挨拶がありました。
特選の論文は、本誌一月号特集で紹介する予定です。
〈訂正とお詫び〉
本誌十一月号に左記の誤植がありましたので訂正しお詫びします。
〇四十二ページ 三段十六行
松岡留吉(西郷養護学校長→教諭
〇四十三ページ(囲み記事)二段め
郡山養護学校教諭 阿部 進→浩