教育福島0099号(1985年(S60)02月)-018page

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指導内容の配列を工夫する。

(三) 作業的な学習やまとめ及び総括的な評価の時間を適切に位置づける。

(四) 指導の結果を反省、評価し、組織的に指導計画の改善を図る。

 

二 基礎的・基本的事項を明確にし、社会的事象の教材化を工夫する。

 

(一) 教科及び三分野の目標と内容、内容相互の関連を吟味して、基礎的・基本的事項を系統的に把握する。

(二)単元・小単元の目標、生徒の実態から教材のしくみや意義を明確にして、指導内容の精選と重点化を図る。

(三) 身近な社会的事象が教材化できる単元の教材構成を工夫し、生徒が興味・関心を持って学習できるようにする。

(四) 第一学年及び第二学年における地理的分野、歴史的分野の能力目標を明確にし、各単元における目標を具体化する。

 

三 学習形態を多様化し、生徒が主体的に問題解決に取り組める指導過程を工夫する

 

(一) 生徒の実態を的確にとらえ、生徒自らが経験や資料をもとに学習課題を設定できるようにする。

(二) 課題意識をもとに、観察、調査、報告、討論等の多様な学習活動が展開できるようにする。

(三) 個別学習や小集団学習などを意図的、計画的に取り入れ、主体的に学習課題が追究できるようにする。

 

四 学習資料を整備、充実し、効果的な活用を図る

 

(一) 地球儀、地図、年表、統計資料等の整備充実を図るとともに、各種の資料を収集、活用する方法を習得させる。

(二) 地域資料をはじめ、現有資料等のリストを作成して年間指導計画に位置づけ、十分活用できるようにする。

 

五 学習のまとめや評価を適切に行い基礎的・基本的事項の定着を図る

 

(一) 知識・理解、資料活用の能力、社会的思考、判断、社会的事象に対する関心・態度の観点ごとに達成目標を具体的に設定して、適切な評価を行い、指導に生かすようにする。

(二) 各分野の目標、内容に応じ、単元、一単位時間等の各段階ごとに適切なまとめと評価の機会を設け、目標の達成状況を明らかにする。

(三) 個別指導の機会を意図的、計画的に設け、生徒一人一人に学習内容が確実に身につくようにする。

(四) 生徒の反応を的確に把握し、学習へのつまずきや、遅れがちの生徒への配慮をして指導する。

 

算数、数学

 

=小字校=

 

学習指導要領の趣旨や内容を十分に理解し、算数科の目標達成のため、基礎的な知識、技能を確かに身につけさせ、「数学的な考え方」を育成するよう、次の点について努力する。

 

一 算数の各領域の関連を考慮し、児童の実態に即した指導計画に改善する

 

(一) 指導内容の関連や発展を的確に把握し、重点化を図って、時間的にゆとりをもたせる。

(二) 個々の児童の実態を的確に把握するとともに、前年度の反省を生かして指導計画を作成する。

(三) 数量や図形に関する基礎的な概念や原理・法則の理解と技能の習熟に重点をおくようにする。

 

二 指導内容の統合及び重点化を図り教材を精選して、指導の効果をあげる

 

(一) 各領域のねらいと内容を的確に把握しへ取り扱いの程度や軽重及び相互関連を考慮して指導を進める。

(二) 低学年では、具体的な生活体験や操作活動などを通して、数量・図形の基礎的な概念を理解させ、しだいに「数学的な考え方」が身につくように指導する。

中学年では、法則や原理的なものへの関心を高め、筋道を立てて考えるよう指導する。

高学年では、学習したことがらをまとめたり、見方を変えるなど、問題解決能力を一層伸ばすように指導する。

(三) 集合及び関数的な見方・考え方、操作活動については、有効適切な場において積極的に取り入れ、全学年を通して継続的、発展的に行うようにする。

 

三 基礎的な知識の習得や技能の習熟と「数学的な考え方」の育成との調和を図る

 

(一) 基礎的な知識の習得や技能の習熟に当たっては、その過程を大切にするとともに繰り返し指導し、定着を図る。

(二) 既有の経験や知識・技能を、新しい学習に適用したり、発展させたりすることができるよう、関連的な取り扱いに努める。

(三) 集合及び関数的な見方・考え方の育成を図るとともに、用語・記号を

 

 

 


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