教育福島0100号(1985年(S60)04月)-046page
ぼくの学校わたしの学校
伊達郡伊達町立東小学校
六年 小野 和大
校長 高原憲司
児童教 355名
伊達町は、福島市の北部に隣接しています。そして、北上する四号国道に平行して流れる阿武隈川を渡り、保原町の手前の川東地区が、ぼくたち東小学校の学区です。学校の周囲には、桃・桜桃・りんご等の果樹園があり、春は、ことばどおりの桃源郷です。
ぼくたちの東小学校は、去る昭和四十四年に、旧伏黒小学校と旧箱崎小学校とが統合して伊達町立東小学校となり、昭和四十六年の三月に、現在の校舎が完成しました。
東小学校には、四つの教育目標があります。この目標を実現するために、「きれいな学校」・「がんばる子ども」をスローガンに掲げ、毎日、先生方とぼくたちが一緒になって取組んでいます。
ぼくたちは、各教科・道徳・特別活動の勉強に意欲的な取組みをしていますが、その外に、ゆとりの時間を「ふるさとの時間」とし、年間十五時間は、自分たちが生まれ育った「伏黒・箱崎」の姿を知る時間に当て、計画的な活動をしています。特に、昭和五十八年の十二月はじめに、地域を挙げて取組んで「ふるさとかるた」を創作しました。
そして、かるた遊びをとおして、地域の良さを勉強しています。また、全校の仲間がたて割りの班をつくって、オリエンテーリングを行い、実際に地域の姿を知ったり、助け合いの精神を養っています。
ところで、昭和六十年度は、全校のみんなが、次の三つのことを約束し合いました。
一つは、「自分の体は自分で守ること」です。毎日の登・下校時はもちろん、校外生活の中でも、交通事故の防止に努めるほか、けがをしないように、病気をしないように、自分自身で注意するようになりました。
次は、「勉強は、自分から進んでやること」です。「博報賞」の受賞を励みとして、勉強は、いつでも自分から進んでやるようにします。
三つめは、「思いやりの心を育てること」です。小さい人、弱い人、困っている人などに、やさしい愛の手をさし伸べるように心がけています。さらに、よりよい伝統を築くためにこれからもがんばります。
校舎風景
「思いやりの心を大切に!」一年生の歓迎会で