教育福島0102号(1985年(S60)07月)-029page

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福島県教育委員会

 

福島県教育委員会

 

昭和六十年度

全国高等学校通信制教育研究会総会並びに研究協議会

福島市にて開催さる!

 

去る六月十一、十二、十三日の三日間、福島市飯坂町において第三十七回目の全国高等学校通信制教育研究会の総会及び研究協議会が開かれました。

 

この研究会は、新教育課程の実施にともなう諸問題ならびに生涯教育の視点から通信制教育はどうあるべきかについて研究協議し、通信制教育の発展に寄与しようと毎年開催されるもので、昨年の沖縄大会に続き、本年は福島県が会場地となり、福島県立福島中央高等学校(飯高延由校長)が主管事務局校となって開かれました。以下その概要についてお知らせいたします。

 

十二日は総会がもたれ、主催者を代表して全国高等学校通信制教育研究会長(代行)中村貞方氏のあいさつのあと、本県の佐藤昌志教育長が「本大会は、全国七十六校に学ぶ十二万人余の通信制教育の振興、充実に意義深いものであり、勤労青少年や中高年齢者、主婦に至る国民に対して幅広く学習の機会を提供するとともに生涯教育として重要な役割を担っているものであり、いつでも、どこでも、だれにでも学ぶことのできる通信制教育の果たす役割はまことに大きいものがあります」とのあいさつがありました。

来賓祝辞等のあと、大会運営委員長の飯高延由福島中央高等学校長が「本大会の運営にあたり関係各位の御協力に深く感謝するとともに、研究討議の内容が深まることを期待し、また遠来の方々には当地福島の自然に親しく触れていただきたい」等のあいさつがありました。

その後、議事にうつり、役員改選では、山梨中央高等学校長の沢登真氏が新会長に選出されました。

 

大会には、南は沖縄県から北は北海道まで約三百七十名の通信制教育関係者があつまり、総会後の各分科会で、研究発表、討議が続けられ、三日目の十三日、全体協議会での分科会報告等のあと、閉会式がもたれ、意義ある大会を終了しました。

なお、二日目昼食時には、県立会津中央高等学校の通信制の生徒によるアトラクション「剣舞・白虎隊」が行なわれ、通信制の生徒である商店経営者、勤労青少年、主婦の方々の熱演に感銘を受け、大きな拍手で声援をしていました。

 

※分科会の協議題

第一分科会

「通信制教育の諸問題」

(一)通信制高校のかかえている諸問題

提案者 科学技術学園高等学校教頭 丸山 裕

(二)全通研大会の今後の運営について

提案者 東京都立上野高等学校長 品田 毅

第二分科会

「現代社会」

(一)通信制高校における現代社会の学習指導 −その実態と課題−

提案者 三重県四日市高校教諭 山本 一夫

(二)憲法をどう教えるか

提案者 大分県立碩信高校教諭 河野 広作

第三分科会

「数学1」

(一)生徒の多様化に対応する数学1の指導

提案者 栃木県立宇都宮高校教諭 田島 千英

(二)学習テキスト −二次方程式−

提案者 山形県立山形東高校教諭 鈴木 愛吉

第四分科会

「家庭一般」

第五分科会

「放送教育」 〜以下略

 

あいさつをする中村貞方会長代行

あいさつをする中村貞方会長代行

 

本県を代表して表彰をうける小林美和子先生

本県を代表して表彰をうける小林美和子先生

 

 

 


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