教育福島0102号(1985年(S60)07月)-000page
教育福島
'85 7月号 Vol.102
目次
−表紙絵・若松光一郎シリーズ−
わかりやすい教育法令 [PDF]出席停止
研究実践レポート [PDF]わかる授業の実践・県立東白川農 商高等学校
まちからむらからこんにちは [PDF]コミュニティと公民館活動・白河市教育委員会
〈表紙絵〉「変容」 若松光一郎作
(キャンパス・和紙・ガゼインカラー、227.3×182.1cm、182・1cm、1975年作、第39回新制作展出品、福島県立美術館蔵)
表紙絵について
「変容」
氏の作品の多くはコラージュの手法によっています。
コラージュとは「糊による貼付け」の意味で、今世紀の美術において広く用いられる手法の一つです。これは、ピカソなどの主唱したキュビスム(立体派)の作家達によって始められたパピエ・コレ(貼り紙)の発展したもので、印刷物の断片など様々な紙片を貼り合わせて複雑な現実や思念を表現しようとするものです。
氏はこれを独特な扱いと素材によって画面にとり込み、軽やかで機智にとんだ作品を制作していますが、「変容」と題されたこの作品にもその特色がよく表現されています。
なお七月二十日から八月二十五日まで、いわき市立美術館で若松光一郎展が開催されます。