教育福島0104号(1985年(S60)09月)-033page

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県婦人教育指導者研修会はじまる−−

昭和六十年度の福島県婦人教育指導者研修会(前期)が、七月九日から十一日まで、県内市町村より選ばれた九十九名の参加により、国立磐梯青年の家に於いて開催された。

この研修会は、各地域の婦人教育活動を推進する中心的役割を果たす民間の有志指導者を養成する目的をもち、研修期間は、次の様に長期にわたるものである。

○ブロック研修−−各教育事務所にて

・事前、七月二日 ・中間、九月九日

○中央研修−−−磐梯青年の家にて

・前期、七月九日〜十一日 ・後期、十月二十九日〜三十一日

 

今回の研修内容は、次のようでした。

 

一、講義

○就労婦人の現状と課題 福島婦人少年室長 奥津 眞里氏

○婦人教育リーダーとして 本研修修了者会長 光野タチ子氏

○婦人のライフサイクルと生涯教育 磐梯青年の家所長 馬場 新夫氏

 

二、実践発表、研究協議(略)

 

三、フィルム・フォーラム

 

四、レクリェーションの理論と実技

 

その他、「福島県婦人教育の課題とホームワークの進め方」について話し合い、それぞれの地域の実態調査をまとめ、後期中央研修会にのぞむことを確認し合って閉会した。

 

つゆの晴れ間の三日間、終始熱心に研修を続けた九十九名の顔は充実し、しかも明るかった。

 

昭和六十年度文化財保護指導者講習会盛会におわる

 

昭和六十年度文化財保護指導者講習会盛会におわる

 

去る八月二十五日〜二十六日の二日間、三春町公民館において本年度の文化財保護指導者講習会が開かれました。

 

この講習会は、文化財に関する知識の普及と愛護の精神を高めるため、文化財保護について指導的立場にある方々を対象に開かれたものです。今回は十六回目であり、市町村等の文化財保護担当者、各学校の教職員、一般の文化財保護団体等の関係者約三百名が集まり、これまでで最高の出席者であり文化財に対する関心の高まりを示していました。

 

一日目は、県文化センターの誉田宏資料課長、伊南村の大桃博教育長の話術優れた講義、千葉大学の谷川彰英助教授の地名研究の動向についての具体例を示してのお話、松本登三春町歴史民俗資料館長の資料館の役目、機能などのお話があり、参加者一同うなづきながら熱心にメモをとっていました。

二日目は、県緑化センターの安藤英雄氏、名古屋大学助教授の渡辺誠氏の講義があり、その後参加者は三春町の歴史民俗資料館を見学し、今後の文化財保護への意義ある講習会を終了しました。

 

「世界平和は、まず国際理解」

県ユネスコ活動指導者研究協議会開催

 

昭和六十年度福島県ユネスコ活動指導者研究協議会が、去る七月二十八日田島町中央公民館に於て開催された。

県内各地よりユネスコ関係、社会教育関係、学校教育関係の各指導者約百二十名が参加、折笠会長の「世界平和は、まず国際理解から」という挨拶に始まり「ユネスコ活動の充実と組織拡充のあり方」という研究主題に迫る実践発表、研究協議が熱心に展開された。また、日本ユネスコ協会連盟組織部長石神澄子氏の講演も有意義であった。

 

研修のひとコマから

研修のひとコマから

 

「心の平和の砦」をめざす県ユ協

「心の平和の砦」をめざす県ユ協

 

 

 


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