教育福島0108号(1986年(S61)01月)-013page

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充実を図ることになっております.

本県におきましては、この制度に基づき、現在派遣中の七市町(白河市・富岡町・矢吹町・桑折町・会津高田町・磐梯町・船引町)を含め、これまで延べ二十八市町村に派遣し、市町村における社会体育行政基盤の確立と地域.スポーツの普及・振興に成果を上げてまいります。

県といたしましては、今後とも、市町村にスポーツ担当を計画的に派遣するとともに、派遣先市町村の専任の社会教育主事の自主設置を促進し→社会体育行政組織の整備充実を図る考えであります。

○体育指導委員

体育指導委員は、地域住民と行政のパイプ役として、市町村における体育・スポーツの振興に大きな役割を果たしてまいりました。

今後ますます増大し、高度化していく地域住民の多様なスポーツ欲求に対応するためには、体育指導委員が、自らの資質の向上に努める必要があります。

 

2 社会体育指導者の養成確保

 

(1) 県における指導者

生涯スポーツの時代を迎えた今日、社会体育指導者も多様な対応が求められております。

県といたしましては、このような状況にかんがみ以前から社会体育指導者の養成確保と資質の向上には、特に力を入れて取り組んでいるところであります。

昭和五十九年度に開催しました社会体育指導者講習会の概要は、表8のとおりでありますが、今後とも、これらの事業の一層の充実を図り、指導者の養成確保と資質の向上に努めてまいります。

(2) 市町村における指導者

地域住民のスポーツ活動を推進するための諸施策のなかで、指導者の養成確保とその活用を図ることが最も重要であります。

市町村におきましては、指導者の養成確保と資質の向上を図るため、独自に研修会、講習会を開催するとともに、県及び体育・スポーツ団体等が主催する指導者養成講習会、研修会に指導者を派遣するなど、その養成確保に努めておりますが、地域住民のニーズに十分応えるまでにはいたっていない現状であります。

また、これら養成された指導者の活用を図るため、リーダーバンク等指導者の組織化を図り、地域住民の指導者の派遣要請に対応している市町村は極めて少ない現状であります。

したがって、市町村におきましては、今後ともなお一層、指導者の養成確保と資質の向上に努めるとともに、指導者の活用を促進するための組織化を図り、その効果的な運営に努めることが必要であります。

(3) 民間における指導者

(財)福島県体育協会をはじめとする各体育・スポーツ団体は、それぞれ資格認定基準を定めて指導者の養成に努めております。

民間指導者の養成状況は、表9のとおり、指導者数は全体として増加の傾向にありますが、県といたしましては、体育・スポーツ団体に対し、今後とも積極的に指導者の養成に努めるよう指導してまいります。

市町村におきましては、これら民間体育・スポーツ団体が養成した指導者の活用を図り、地域住民のニーズに応えられる指導体制の整備充実に努める必要があります。

 

三、スポーツ活動の推進

 

1 スポーツ活動の普及拡充

 

(1) 県におけるスポーツ活動

県といたしましては、県民の間にスポーツを普及し、県民の健康増進と体力の向上を図るため、県総合体育大会、社会人スポーツ大会及びスポーツ教室等を開催し、スポーツ活動の普及拡充に努めております。

・県総合体育大会

県総合体育大会は、国民体育大会・

 

表7 市町村における社会体育担当職員の配置状況

表7 市町村における社会体育担当職員の配置状況

注:「保健体育課調査」(昭51〜昭59)

 

表8 昭和59年度社会体育指導者講習会

表8 昭和59年度社会体育指導者講習会

 

 

 


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