教育福島0108号(1986年(S61)01月)-014page
東北総合体育大会の選手選考会、県民スポーツ大会、スポーツ少年団体育大会の三つの大会からなり、その参加状況は表10のとおり参加者数も年々増加の傾向がみられます。
・社会人スポーツ大会
社会人スポーツ大会は、県内に居住する社会人のスポーツ活動を普及・振興し、健康の保持・増進に寄与するとともに県民生活をより明るく、豊かにするために開催されるものであります。昭和五十六年度以降の実施状況は表11のとおり実施種目、参加者数ともやや減少傾向にあります。
・小学生スポーツ教室
昭和五十八年度から、小学生(四年生〜六年生)を対象に運動技能の早期開発とスポーツ活動の日常化をねらいとして、各地区ごとに開催しております。実施状況は、表12のとおりであり大きな効果をあげております。
○スポーツ功労者等派遣指導事業
我が国の体育・スポーツの向上と振興に特に顕著な功績のあったスポーツ功労特別指導委員(文部大臣が委嘱)に指導を依頼し、もって本県の体育・スポーツの普及・振興と技術の向上を図ることを目的に昭和五十四年度から開催しております。
昭和五十四年度から本年度まで、ウェイトリフティング、レスリングなど十競技種目に十名の指導委員を招き、大きな成果を上げております。
○地方スポーツ振興事業
スポーツ振興法の規定に基づき、地域の体育・スポーツを振興するために次に掲げる事業を、国の補助を受けて実施しております。 (事業の概要については、それぞれ別項で記述します)
○学校体育施設開放運営者研修等事業
・野外活動指導者講習会
・巡回スポーツ指導実施事業
○都道府県競技力向上ジュニア対策事業
○市町村生涯スポーツ振興事業
(2) 市町村におけるスポーツ活動
市町村におきましては、地域におけるスポーツを普及し、住民の健康増進と体力の向上を図るため、市町村民体育大会をはじめ、運動会、種目別競技会、スポーツ教室等の開催やスポーツクラブの育成につとめております。
今後も、これらの事業の一層の充実を図り住民のスポーツに対する意識を啓発し、スポーツ活動の日常化に努める必要があります。以下市町村が実施しているスポーツ施策の概要と実施状況について紹介します。
○市町村生涯スポーツ振興事業
この事業は、地方スポーツ振興事業の一環として市町村が次に掲げる事業を国から補助を受けて実施し、地域における生涯スポーツの普及・振興を図ることを目的とするもので、事業の概要は次のとおりです。
・学校体育施設開放事業
地域住民のスポーツ活動の場として学校体育施設を有効に利用するために市町村が設置する小・中学校体育施設を開放し、地域のスポーツの普及・振興を図ることを目的とし、開放校に置かれる管理指導員に対する謝金の一部を補助するものです。
・生涯スポーツ推進事業
生涯教育の観点から、それぞれの年齢層に適したスポーツ活動を育成・推進し、地域住民が生涯にわたってスポーツに親しみ、健康体力の維持増進を図ることを目的としており、その事業は、表13のとおりです。
・アジア地域スポーツ交流事業
表9 体育・スポーツ関係団体の指導者養成の状況
注:「保健体育要覧」(昭55、59)
表10 県総合体育大会参加状況
注:「教育年報」(昭56〜59)
表11 県社会人スポーツ大会実施状況
注:「教育年報」(昭56〜59)
表12 小学生スポーツ教室実施状況