教育福島0108号(1986年(S61)01月)-015page
市町村がアジア諸国の住民を招き、地域住民との間でスポーツ交流大会等の事業を行い、相互理解と友好を深めるとともに、地域のスポーツ振興を図ることを目的としております。
○昭和六十年度生涯スポーツ振興事業実施市町村
昭和六十年度に補助金の交付を受けて生涯スポーツ振興事業を実施した市町村は、表14のとおりであり、それぞれ地域住民のスポーツ活動の振興と明るい町づくりに成果をあげております。
○「体育の日」におけるスポーツ行事昭和三十九年に開催されたオリンピック東京大会の輝かしい成果とその感激を記念し、国民が一層健康や体力の保持・増進に努め、ひいては明るく住みよい社会を建設することを目的として十月十日が「体育の日」と定められました。
この趣旨を受けて、各市町村におきましては、それぞれの地域の実情に即して、体育の日を中心に、 「体育週間」、「体育旬間」を設けるなどして各種のスポーツ行事を開催しております。その実施状況は表15のとおりです。
○スポーツクラブの育成
スポーツ活動が快適で、その人にとって意味ある活動となるためには、施設、指導者、プログラム、クラブなど
の諸条件が効果的・機能的に準備される必要があります。
クラブは施設の確保とともにスポーツ活動の両輪といわれるものであり、スポーツ活動欲求を継続的にみたしてくれるものであります。
さらに、地域のスポーツクラブつくりや、その運営を通して地域の人々とのつながりを深め、地域への帰属意識を高め、地域の連帯感の回復にも有効であります。本県におけるスポーツクラブの状況は表16のとおりです。
○学校体育施設の開放
地域住民のスポーツヘの欲求に対応するため、小・中学校及び県立高等学校体育施設の開放を実施しております。昭和五十九年度の開放状況を見ますと、八十八市町村が実施しており、年次ごとの開放状況は、表17のとおりです。
また、昭和五十九年度県立高等学校体育施設開放事業実施要項による開放校は十校となっており、「管理運営に関する規則」による開放校を含めますと、開放校数は六十校となり、学校体育施設は多くの住民に利用されております。
今後は、学校開放の趣旨の周知徹底を図るとともに、地域住民のスポーツ活動の拠点となるような利用の仕方を工夫する必要があります。
3 スポーツ傷害保険への加入促進
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表13 生涯スポーツ推進事業
表14 昭和60年度地方スポーツ振興事業実施市町村
表15「体育の日」における実施行事の状況
注:「保健体育課調査」(昭59)