教育福島0110号(1986年(S61)04月)-038page
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内容に沿って指導に有効な教材をいろいろ開発し効果的、効率的な学習を進めるための工夫や指導法の改善に努めた。
四、おわりに
以上二か年にわたって本校で研究した内容の概略を紹介したが、この研究によって指導する教師の側からみた成果として次のようなことがあげられる。
(1) 今まで担当者にまかされていた指導の観点や指導内容が、筋道だてて体系化され、これらが組み合わされ、構造化されたことで、誰が担当者になっても基礎的、基本的なものについては同じ考え方に立って同一内容で指導できるようになったこと。
(2) 教職員が情報技術教育に対して関心を持ち、パソコンを買ったりワープロを使ったりする人が増え、それらを教育の場で使うことに意欲を示すようになったこと。
(3) 実験・実習の中に情報技術に関する内容が多く取り入れられ、教材が開発整備されたこと。
(4) パーソナルコンピュータが着々増設され各学科に設置されたこと。
(5) 各学科にハードウエアに堪能な教師が誕生してきて互に技術的な話ができるようになったこと。
(6) 教材開発を通して、他の学科との壁がなくなり互いに得意な分野でノウハウを提供し合えるようになったこと。
生徒については、情報技術に対する関心が高まり、興味を示して従来以上に教師の指導についてくるようになったことが顕著な成果のひとつとして挙げられる。
表1 マイコン応用制御技術指導の学習内容の分析
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図2 制御技術
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〔なお、研究集録、学習テキストについては若干残部があり、ご希望の方にはおわけできるので、郡山北工業高校まで申し込んで下さい。〕
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