教育福島0116号(1986年(S61)11月)-014page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

してすべて自由診療とされ、医療費も全額患者負担とされていた。しかしこの特定療養費制度においては、

 

(ア)大学病院等であって都道府県知事の承認を受けたものが行う高度先進医療(表2)

 

(イ)特別の病室等特定のサービスや治療材料であって患者の選定によることが適当なものが含まれている診療について、保険でみられる初診、検査、入院等の基礎的部分については、保険給付の対象とすることにしたものである。(2)特定承認保険医療機関(表3)

 

高度先進医療を扱う医療機関を特定承認保険医療機関といい、この医療機関は高度な技術をもった医療スタッフと質量共に十分な施設設備が必要で、都道府県知事から承認された医療機関である。

高度先進医療については、厚生大臣が中央社会保険医療協議会(専門家会議)の意見を聴いて承認するものである。特定承認保険医療機関は、病院の窓口などにその旨の表示がされている。高度先進医療を受けるときは、治療内容のあらましや、かかる費用等の説明を受け十分納得したうえで受けることが大切である。

 

(15ページへ続く)          (61.9.1現在)

 

 

 

 


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は情報提供者及び福島県教育委員会に帰属します。