教育福島0116号(1986年(S61)11月)-020page
と二つの幼・児童、生徒向けの舞台芸−術が多くの感動を残して終了したのをはじめ、各種の講座、普及事業などが好評のうちに終了した。
表6 昭和61年度県文化センター事業
十二、福島県立美術館
開館三年目に入った福島県立美術館は、企画展を中心に県民期待の文化施設として定着し、上半期の館利用者数は予想をはるかに上回っている。
昭和六十一年度の美術館事業の概要および予定は次のとおりである。
1、企 画 展
(1)「大原美術館所蔵品展」
四月十九日〜五月十八日
大原美術館所蔵の日本近代洋画に焦点をあて、関根正二、藤島武二、青木繁、安井曾太郎、梅原龍三郎らの百点の名品を紹介した。
(2)「浮世絵名品百選展」
五月三十一日〜六月二十九日
リッカー美術館所蔵の百点の浮世絵
(重要文化財、重要美術品多数)により、江戸時代後半に隆盛をきわめた庶民の美術文化を探るものであった。
(3).「いわさきちひろ展」
七月十二日〜八月二十四日
数々の名作を生み、絵本芸術の可能性を切り拓いて、幅広い愛好者を獲得した「いわさきちひろ」の画業を絵本原画により回顧した。
「二十九ぺ−ジへ続く」