教育福島0118号(1987年(S62)01月)-048page

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教育福島0118号(1987年(S62)01月)-048page


昭和61年ふくしまの教育ハイライト

〔はじめに〕県教育委員会では、昭和61年をふりかえり、去年一年のさまざまなできごとのうちその主なものをあげてみました。本年の教育を語り合う時の参考にでもしていただければと思います。なお、以下の10項目については、特に順位はつけていません。

(別記) 11月定例教育委員会において、県教育委員長に鳴瀬寛◆氏が選任されました。

浩宮さま、15年ぶりにご来県

………9月26〜28日の三日間、浩宮さまが来県。全日本軟式庭球総合選手権大会にご臨席、また、県立美術館をご訪問されたほか、15年ぶりに会津の秋を楽しまれました。

県立博物館オープンし、文化三施設ここに完成

………10月18日、県民待望の県立博物館がオープンした。(鉄骨一部二階建て・総事業費62億円)開館以来、県内外で人気をよび、これで県立美術館・図書館とともに本県文化三施設が完成した。

国際化や情報化社会に対応した新設高校の準備すすむ

県養護教育センター、期待を集めて開所

………開設準備がすすむ「福島南高校」(仮称)には、国際文化科や情報会計科等の全国的にもユニークな学科が設置され、県中地区に計画されている新設高校でも情報化に対応した学科新設が検討されるなど、時代の変化に対応した進取の気風あふれる学校づくりがすすめられた。

県養護教育センター、期待を集めて開所

………4月1日開所以来、心身障害児に関する教育相談、教職員の研修、調査・研究等が順調に進められ、本県養護教育の充実、振興の要として県民の期待を集めている。

国体準備室スタートし、各競技の会場地選定はじまる

………4月1日、保健体育課内に国体準備室が設置、昭和70年の国民体育大会の本県開催にむけて本格的な活動開始。今秋からは、各競技種目の開催市町村の選定作業がすすめられている。

8・5豪雨、学校をおそう

………8月5日、台風10号崩れの低気圧が本県をおそい、その集中豪雨による被害は、幼・小学校が51校、中学校で20校、高校が8校、損害額は計2億5千万円余にのぼった。

専任教育椙舌炎員の全管内配置等.教育相談事業の充実すすむ

………本年度にはいり、全教育事務所に専任教育相談員が配置されたほか、カウンセリング講座や女子教員生徒指導講座がスタート、また、教育センターの全講座に教育相談講座が組み込まれるなど、全教職員あげて研修、研究をふかめるととのに、きめ細やかな生徒指導がすすめられ、その結果、「いじめ」の発生件数も大きく減少した。

自然の家等の利用者15口万人を突破・第三少年自然の家の検討着手

………群山・会津両少年自然の家、海浜青年の家の三青少年教育施設の利用者は、この10月あわせて150万人を突破、また、懸案の第三者小年自然の家への検討がはじめられた。

文化功労賞に今井さん、樋□さんきまる

………11月3日、本県の教育・文化に多大の貢献をなされたとして、今井豊蔵さん(教育部門)、樋口春さん(芸術部門)のお二人が、松平勇雄県知事より表彰された。

「合唱王国ふくしま.はじめ.本県学校教育の成果輝く

………今秋、安積女子高校は全日本合唱コンクールで7年連続金賞受賞、国体では自転車競技が史上初7連覇、そして会津高校・五十嵐幸一選手が陸上少年百メートルで国体初の3連覇、また、福島第三小学校は健康優良学校で全国優秀校、石田小学校が緑の少年団活動で育樹祭大会会長賞をうけるなど全国表彰があいつぎ、教育・文化・スポーツに実力を発揮した。

※上記にある月、日、数値等はすべて昭和61年のものです。

美術館(手前)、図書館(奥)

美術館(手前)、図書館(奥)

博物館(正面)

博物館(正面)

一階が水没した福島一中

一階が水没した福島一中

海浜青年の家の青年のつどい

海浜青年の家の青年のつどい

受賞の喜びを報告する石田小の皆さん

受賞の喜びを報告する石田小の皆さん


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