教育福島0119号(1987年(S62)02月)-024page

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(二) 題材の設定に当たっては、「主題による題材」を中核としながら、適宜「楽曲による題材」を加味するなどして、系統的・発展的な指導が継続して展開できるよう計画し、個々の題材について具体的な指導目標を設定する。

(三) 授業の反省と評価を適切に行い、指導計画改善の資料を常に整えるよう配慮する。

 

二 生徒が進んで音楽活動ができるよう、指導法の改善に努める

 

(一)学習課題を生徒とともに設定し、生徒自らが音楽の美しさを追求する態度が育つよう指導の工夫に努める。

(二) 一人一人の音楽的感覚や能力を的確にとらえ、指導のねらいや到達目標を明確にして、生徒が成就感を味わいながら活動できるよう工夫する。

(三) 生徒の主体的な活動を促すため、指導過程や学習形態を工夫し、視聴覚教材の活用を図るなど多様な授業の展開に努める。

(四) 表現及び鑑賞の活動では、単なる知識・技能の習得に偏ることなく、創造性を助長する中で身につくよう適切な指導助言に努める。

(五) 情意面を含めた反省と評価を絶えず行い、授業の改善に生かすよう努める。

 

三 「日本の音楽」の指導を充実する

 

(一) 「日本の音楽」の教育的意義を十分に踏まえ、生徒の発達段階を考慮して、適切な題材を設定する。

(二) 「日本の音楽」の特質や独特の味わいを感得させ、豊かな音楽観を培うよう、指導法を工夫する。

(三) 郷土の音楽の指導では、指導のねらいを明確にし、地域素材を積極的に教材化し、生徒に親しみを持たせながら指導を進めるよう配慮する。

 

〈選択〉

 

(一) 音楽を一層深く追求するための創意ある指導計画を作成する。

(二) より質の高い音楽を学習する喜びを味わわせるよう、教材の選択や指導法を工夫する。

 

美術

 

造形的な創造活動の喜びを味わわせるために、地域や学校の実態及び生徒の特性を十分考慮して創意工夫し、表現と鑑賞の調和のとれた系統的な指導ができるよう、次の点に努力する。

 

一 主体的な学習活動が展開できるよう指導計画の改善、充実に努める

 

(一) 各学年の目標、内容を的確に押さえ、基確的・基本的事項を明確に位置づけるとともに、指導内容の重点化と題材相互の関連づけを図る。

(二) 題材の設定に当たっては、指導分野の偏りがないように配慮し、意欲的に造形活動に取り組めるよう地域の素材や題材の発見、開発に努める。

(三) 材料・用具及び技法に関しては、発展的・系統的に指導できるよう指導計画に位置づける。

(四) 鑑賞の対象となる資料の内容や範囲については、広がり過ぎや偏りのないように配慮して計画する。

(四) 学習指導の計画・実施・結果を総合的・継続的に評価し、創意を生かした指導計画に改善を図る。

 

二 造形的な創造活動の喜びを味わわせる授業の展開に努める

 

(一) 発想や構想の段階を重視し、一人一人が明確に表現主題を持って豊かな表現活動に取り組めるよう指導助言・援助の仕方を工夫する。

(二) 生徒の造形的な見方・考え方を大切にして、基礎的・基本的事項が確実に身につくよう、題材ごとの指導内容の精選を図る。

(三) 鑑賞指導に当たっては、表現学習との関連を考慮するとともに、対象の美的、造形的な価値を味わい親しむ態度を育てる指導の工夫をする。

(四) 自己評価や相互評価を工夫し、個人差に応じた指導法の改善に努める。

 

三 施設設備の整備、活用を図るとともに、美的な環境の構成に努める

 

(一) 施設設備を整備、充実するとともに、用具の扱いなどの安全指導にも配慮し、効果的な活用を工夫する。

(二) 美的環境構成と生徒活動との関連を図ったり、生徒が自由に親しみを持って鑑賞できるような工夫をする。

 

〈選択〉

 

主体的な学習活動を促し、生徒の個性・能力が伸長されるよう指導計画と指導の手だての改善に努める。

(一) 生徒の興味・関心、希望等に応じ題材を設定し、学習内容・活動の質的充実を図るとともに、ゆとりある計画の改善に努める。

(二) 生徒の感受性・表現方法の独自性を大切にするとともに、造形活動の喜びを一層深く味わわせる。

 

保健体育

 

 

 


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