教育福島0119号(1987年(S62)02月)-026page

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四 学習効果を高めるよう施設設備の整備・活用を図るとともに、安全指導と安全管理の徹底に努める

 

(一) 現有施設設備の点検と保守に努め事故防止に万全を期する。

(二) 学習効果を高めるため学習環境を整え、創意ある実習室の経営に努める。

 

〈選 択〉

選択技術・家庭科の趣旨を正しく踏まえ、生徒の特性に応じて個性や能力の伸長を図るよう指導計画や指導法の改善に努める。

(一) 題材の設定は生徒の興味や関心を考慮するとともに、教育的価値、作業難度、安全性等を十分吟味する。

(二) 生徒の主体的な学習活動を促し、学習の喜びが一層深く味わえるよう工夫する。

 

外国語(英語)

 

言語を総合的に理解し、表現する基礎的な能力を養うためには、書語材料の習得にとどまることなく、露語活動を軍視し、事柄の概要や要点を把握したり表現したりすることが必要である。このため、次の点に努力する。

 

一 弾カ的な指導計画を作成する

 

(一) 各課の教材の特質や指導目標に応じて「聞くこと、話すこと」「読むこと」及び「書くこと」の三領域のいずれかに重点を置くようにする。

(二) 外国語科の目標を達成するため、ある程度まとまった課や期間を通して三領域の調和のとれた指導が行われるよう、指導計画を改善する。

(三) 各学年の目標と言語活動の指導事項との関連を配慮しながら各課の指導目標を吟味し、言語活動、特に表現活動が系統的に行われるよう計画する。

(四) 生徒の実態と指導の適時性の観点から教材を十分分析・検討し、言語活動と言語材料について軽重をつけた指導ができるよう計画する。また、反復、拡充すべき重点事項とその指導時期を明示しておくようにする。

(五) 視聴覚教材教具の積極的な活用を図ることによって適切な音声指導を行うとともに、変化に富んだ授業が展開されるようにする。

 

二 言語活動を重視した授業を展開する

 

(一) 一時間一パートに固執せず、教材に応じて一時間に課全体あるいは数パートをまとめて導入し、二時限以降の授業にも変化をもたせるなど、弾力的な指導過程の工夫に努める。

(二) 豊かなコミュニケーション・プラクティスを通して基礎的・基本的事項を確実に身につけさせ、「わかる・できる・使える」授業にするよう、指導過程及び指導方法を工夫するっ

(三) 活発な言語活動を展開するために、題材内容の概要や要点を重視し、適切な場面の設定と十分な時間の確保に努めるとともに、身近な単語は積極的に導入するようにする。

(四) 学習形態を工夫したり、学習方法を身につけさせるなど、生徒一人一人を生かし育てるとともに、互いに学び合う学習集団の育成に努める。

(五) 英語の学習を通して、言語や外国人の生活とものの見方などについて基礎的な理解を得させる。

 

三 適切な評価を工夫する

 

(一) 知識の習得状況のみでなく、三領域四技能と英語学習に対する関心・態度を総合的に評価する。

(二) 目標やねらいの達成状況を確かめる評価を指導過程に位置づけ、その結果を指導に生かすようにする。

(三) 生徒の自己評価や相互評価を積極的に取り入れ、学習意欲を高め、自ら学習しようとする態度を育てる。

 

進路指導

 

進路指導は生徒自らが将来における進路の選択や計画を立案し、就職や進学、さらにはその後の生活において自己の自標を具体的に実現できるよう指導・援助する教育活動であり将来の崖活における「生き方」についての指導である。

したがって進路指導を進めるに当たっては、三年を見通した指導を中核として、学校教育全体を通じて計画的・継続的に進めることが大切である。

このような認識に立ち次の点に努力する。

 

一 共通理解を深め、指導体制を確立する

 

(一) 進路指導の意義や重要性についての理解を一層深め、進路指導主事、学級担任を中心に全教師が一体となって、組織的に指導できる体制を確立する。

(二) 進路指導の当面する課題を明確にとらえ、校内における研修を充実し指導力の向上に努める。

 

 

 

 

 


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