教育福島0119号(1987年(S62)02月)-032page
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(二) 英2)と併せて選択履修している科目は2)B・2)Cに偏りがちである。2)Aの選択について検討する余地がある。
家庭
高等学校の家庭科は、一般教養としての家庭科教育と職業教育としての家庭科教育の二両性を持っているので、荷面の家庭科教育が一層推進できるよう努力する。
一 指導計画の改善・工夫に努める
(一) 指導計画は、生徒や地域の実態を踏まえ、実践的・体験的・総合的学習が推進できるよう工夫する。
(二) 学習目標を明確にして、学習過程の評価を重視する。
(三) 生徒の実態にあった教科書を採択して、学習活動の活性化を図る。
二 実験・実習の充実に努める
(一) 実験・実習は、各科目の目標、内容との関連を図り、社会の変化等に対応し、適切な題材、学習形態を取り入れる。
(二) プロジェクト学習を一層推進し、問題解決能力を高める。
三 ホームプロジェクトと学校家庭クラブ活動を重視し、効果的な指導について工夫する
四 進路等を考慮し、各学科の特色ある家庭科教育が推進できるようにする
(一) 普通科等においては、「家庭一般」以外の家庭に関する科目が履修できるよう努める。
(二) 家政科においては、学科の目標を再検討し、専門学科として特色づける工夫をする。
(三) 保育科においては、資格取得をめざし、特に「保育実習」の充実に努める。
五 指導カの向上に努める
(一) 授業研究等の現職教育を重視するとともに、積極的な研修に努める。
農業
農業教育の目標を十分踏まえて、実践的、−体験的な農業学習を通して、人間性を豊かに育てる教育的価値を常に究めるとともに、農業教育をより魅力あるものにするため、次のことについて努力する。
一 基本的事項の徹底を図る
農業の各分野における基礎的・基本的な知識と技術を習得させるとともに、より発展的な教育内容及び指導法の改善に努める。
二 実験実習の充実強化を図る
農業学習に対する興味、関心、学習意欲を高め、問題解決の能力を伸ばし、自己の学習能力を育てるために実際的・体験的学習の充実を図る。
(一) 生徒の学習段階に応じた教材を選定し、教材の配列を工夫する。
(二) 実験・実習と座学との関連を図る。
(三) 問題を解決する体験の機会を提供し、プロジェクト学習法を一層推進する。
三 学校農場の改善充実を図る
農業教育の学習の場として、性格や目的を明確化し、その機能を十分発揮できるよう改善に努める。
四 学校農業クラブ活動の充実強化を図る
学校農業クラブ活動を通して、生徒の自発的学習を喚起させ、農業教育を推進させる原動力として、指導の強化を図る。
五 指導カの強化を図る
専門教科について、常により高い知識、技術の習得を図るため、次のような研修の推進充実を図る。
(一) 科学技術の進歩に対応しうる産業技術の研修に努める。
(二)授業研究等の現職教育の強化推進に努める。
水産
新しい海洋秩序の下に、海洋利用の動向等により、水産業に対する新たな認識が高まりつつある。
このような背景のもとに、水産業の社会的、経済的な意義や役割を理解させるとともに、高度化、多様化しつつある水産業に対処することのできる応用力を備えた人材養成のため、次のことについて努力する。
一 基礎的・基本的事項を重視する
水産の各分野における生産に関する基礎的・基本的な知識と技術を習得させるため教育内容の精選集約を図る。
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