教育福島0120号(1987年(S62)04月)-016page

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○地域の自然環境や、気象条件にも着目させ、基礎的な栽培技術の修得と、勤労の尊さを学ばせる。

○共同作業を通して、協調性や忍耐力を養い、相互理解を深めて好ましい人間関係を築く。

2) 方針

○圃場の土壌状態や、圃場周囲の立木の状況等を考慮して、栽培可能な作物を栽培する。

○栽培が比較的簡単で病虫害に強く生徒が楽しく栽培できるものとする。

○収穫期が夏季休業中にならない作目で、栽培期間中生徒の関心をひき、収穫の喜びを味わいながら試食できるものを栽培する。

3) 作目

○スイカ・サツマイモ・トウモロコシ・エダマメ・サトイモ・トマト・キュウリ・カボチャ・ナス・メロン・ピーマン

4) 指導上の留意点

○服装は体育着とする。

○安全に関する注意を徹底させる。

○用具の適正管理を徹底させる。

5) 活動状況と成果

○圃場での「うねたて」や、サツマイモ等の苗の植付けに、かなりのとまどいもあったが、次第に慣れ、

植付けの要点を理解した。

○炎天下での作業はつらかったようであるが、汗を流し、一つのことをやりとげた後の充実感、特に、収穫時期の楽しさと喜びは格別で、成功感や成就感を味わうことができた。

〇一つの目標に向って、クラス全員が一致協力することで生徒間の協調性や生徒と教師間の親近感等が一層深められた。

6) 課題

○鳥虫害防除・天候対策に苦慮した。

○圃場西側は杉の立木で日当りが悪く、また、圃場全体の排水も良くないなど、作物の成育、収穫に影響があった。

(二) 環境美化

校舎内外の清掃、花壇づくり、除草を中心として実践した。

1) ねらい

○自分たちの学習環境は自分たちの

 

表3 昭和60・61年度 勤労体験学習内容計画

表3 昭和60・61年度 勤労体験学習内容計画

 

 

 


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