教育福島0121号(1987年(S62)06月)-012page

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ベル着優秀学級シール

1)短学活の進め方について

 

1)短学活の進め方について

研究会を実施し、進め方について全校の統一を図った。(資料7・8)

 

2)学習生活ノートの活用

短学活時に記入させることにより連絡事項が徹底し、班活動も充実してきた。(資料5)

 

3)学級掲示コンクールの実施

学級掲示コンクールにより教室の学習環境がよくなると共に、生徒が掲示板や教科連絡黒板をよく活用するようになった。

 

(4) 生徒活動研究部

生徒に自主的活動の場と機会を与え、集団に対して貢献しようとする態度を育てる。

 

1)生徒集会の持ち方について研究する

ア、集会の基本的な形を身につけさせる。(資料9)

・移動、整列は週番が中心となって行い、集会の企画・運営は各学級.の中央委員が集まって学年連絡委員会を開き検討する。

〈集会の実際例〉

・学期の反省集会 ・一年の綱引き大会

・三年の進路を考える集会等

 

2)奉仕部活動の活発化を図る.

活動内容を具体的にとらえさせ、活動が見えるように発表・点検活動ができる場を工夫する。

〈主な活動例〉

ア、教師と三年生を中心とした自発的なペンキ塗り運動の実施

昨年の夏期休業期間を中心に問題行動を起こした生徒もいっしょになって、生徒と教師による壁のペンキ塗り作業を実施した。この作業は夏休み終了後までかかったが、それま一で落書きその他で汚れきっていた廊下等の壁は見違えるばかりにまつ白に生まれ変わった。この作業は予想以上の大仕事だったが、効果も予想以上のものがあった。それから八か月がたった今もまつ白のままであり、落書きはどこにも見当たらない。教師と生徒が共に汗を流したこと、その満足感、充実感が彼等の心を変えたのである。

イ、花いっぱい運動

これも教師と生徒が一体となって実施した運動である。この運動により、校舎周辺が花いっぱいになり、先の壁のペンキ塗りとあわせて校舎の中と外は完全に生まれ変わったのである。

ウ、夏休みのリーダー講習会

生徒会本部役員、中央委員、教師による一泊二日の講習会を通して自分たちの生徒会、自分たちの手による学校の立て直しの意識が強まった。ぞれは後期の生徒会活動の盛り上がりとなって表われた。

 

〔資料6〕ベル着、クラス点検表

〔資料7〕朝の学活

 

〔資料7〕朝の学活

「机の上を整理し、学習・生活ノートを出してください」

「起立」「これから朝の学活を始めます」

1.朝の挨拶 「おはようございます」「着席」

2.出席の確認

「休んでいる人がいたら班長は報告してください」

3.今週(今日)の各班の目標

「班長を中心に話し合い、学習・生活ノートに記入してください」

「話し合いをやめてください」「1班から発表してください」

4.各係からの連絡

「週番から」(今週の努力事項、注意事項を発表する)

「購買部からパンの注文」「各教科係から」「その他の係から」

5.先生からの連絡 「先生からお願いします」

6.終わりの挨拶

「起立」「机をもどにもどしてください」「教科書、ノートを出してくだ

さい」「これで朝の学活を終わります」「礼」「着席」

 

〔資料8〕帰りの学活

「机の上を整理し、学習・生活ノートを出してください」

「起立」「これから帰りの学活を始めます」「礼」「着席」

1.各係からの連絡

「週番から」(1日の学級の努力事項、注意事項の反省をする)

「各教科係から」(明日の授業の確認と準備について連絡する)

「その他の係から」(必要な係からの連絡)

2.今日の各班の反省

「班長を中心に反省し、各自学習・生活ノートに記入してください」

「話し合いをやめてください」「1班から発表してください」.

3.学級のアイデアを生かす

(歌、三分間スピーチ、クイズ、その他)

4.先生からの連絡  「先生からお願いします」

5.帰りの挨拶 「起立」「机、いすを整理してください」

「これで帰りの学活を終わります」「さようなら」

 

 

 


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