教育福島0126号(1987年(S62)11月)-032page
中心に展示し、会津地方に伝えられた仏像の表現・技法の相違などさまざまな姿を理解させる。
(4)「陸奥の古瓦」
一月二十三日〜三月二十一日
県内から出土した古瓦の文様の系譜や時期を全国の古瓦と比較し、律令国家の支配とそれに伴う文化の浸透を解明する。
4、講演会
(1) 企画展講演会
五月三日(日)
「民間信仰にみる顔かたち」岩崎敏夫氏(元東北学院大学教授)
(2) 企画展講演会
七月二十六日(日)
「東北日本の森林植生のなりたち」鈴木敬治氏(福島大学教授)
(3) 企画展「会津の仏像」関係講演会
十月十七日(土)
(4) 企画展「陸奥の古瓦」関係講演会
一月三十一日(日)(予定)
5、講 座
学芸員や外部講師により、くわしい講義や実技の指導が行われる。
(1) 一般講座
○子どもの民俗
五月二日(土)
○日本列島の誕生
五月十日(日)
〇資料の保存法
六月十四日(日)
○福島最古の文化
七月十一日(土)
○民具と生活
九月五日(土)
〇縄文人のくらし
十月十八日(日)
○仏像のはなし
十一月十四日(土)・二十一日(土)
○県内明治初期製糸工業
二月六日(土)
(2) 特別講座
○地球大紀行
八月二日(日)
(3) 実技講座
○子どもの遊び
五月十七日(日)
○まゆのふしぎ
七月五日(日)
〇大昔の道具
八月一日(土)・八月(土)
○竹とんぼを作る
八月十五日(土)
○仏像を画く
九月十九日(土)・十月三十一日(土)
○栃もちを作る
十一月二十九日(日)
○微化石をのぞく
十二月五日(土)・十二日(土)
○レプリカを作る
三月五日(土)・十二日(上)
(4) 野外講座
○郷土の地史
十月三日(土)・四日(日)
○大昔の調理法
十月十日(土)・十一日(日)
○中世城館跡を歩く
十一月七日(土)・八日(日)
6、その他の教育普及活動
(1) 映画会
館所有の古いニュース等の映画会を年六回開催する。
(2) 金曜講座
毎月第二・第四金曜日に、館内展示品と関連するテーマで館長が講話を行う。
(3) 展示解説会
毎週日曜日、随時学芸員による展示品のわかりやすい解説が行われる。
(4) ワークショップ
学芸員の通常の研究・調査などの活動状況が公開される。
(5) 相談コーナー
学芸員が観覧者の質問や相談に応ずる。
(6) 体験学習室
したくと動き、玩具と遊び、見る、作る、むかしの灯り、道具でためす、触れるのテーマがあり、身につける、動かす、ふれるなどにより、先人の工夫のすばらしさや祖先の生活の歴史を体験させることを意図している。
毎月二〜三回、日曜日に手仕事・昔語り、機織りなどを実演する。
7、調査研究
博物館の機能を充実し、さらに県民の学術および文化の発展に寄与するため、歴史・考古・民俗・美術工芸・自然に関する専門的調査研究を行う。また、博物館資料の収集・保存や展示・教育普及などに関する調査や研究も行われる。これらの成果は調査報告書や紀要に発表される。
文化財の保護
一、文化財の指定と保護
わたしたちの祖先が長い歴史の中でつくりだし、引き継いできた文化的遺産は貴重なものである。これを大切に保存し、広く活用することは文化の振興に欠くことのできない大事なことである。
そのため、文化財のうちでも特に価値あるものを指定し、これを一般に公開する等の活用を図るとともに保護に努めている。
二、文化財保護審議会
県文化財保護審議会条例の規定に基づき審議会が設置されている。審議会は教育委員会の諮問に応じて、文化財の保存及び活用に関する重要事項について調査審議し、これらの事項について教育委員会に建議を行っている。
同審議会が教育委員会の諮問に応じ