教育福島0127号(1987年(S62)12月)-024page
本単元を展開するに当たっては、ぺープサート劇の演出の工夫やくり返し見せることでことばや動作を引き出し、のりもの遊びのイメージを強く持たせたい。のりもの遊びでは、動物の帽子や駅を用意したり、トンネル作りに取り組むことによって、子どもがより目的的に活動できるようにしたい。「しんかんせん」で楽しく遊ぶことを大事にしながら、一人一人の課題を明確にし、それに応じたかかわり方をしていきたいと考えている。特に教師はあたかも遊び上手な友だちのようにふるまい、その中で、常に子どもの心をくみ取りながら、遊びを内面から無理なく誘発させたい。そうすることで自分たちの力で思う存分遊んだという充足感を味わうことができるであろう。
(三) 単元の目標
1) 子ども同士がかかわりあいながら、楽しくのりもの遊びができるようにする。
ア、乗りたいという意思表示をことばや動作で自分からしたり、「しんかんせん」の乗り降りができるようにする。
イ、簡単なルールや運転手、車掌、客などの役割がわかり、交代して遊ぶことができるようにする。
2) ぺープサートのお話に楽しく参加できるようにする。
ア、ぺープサートを見て動物の鳴きまねや動作模倣をしたり、その場に応じた簡単なことばが言えるよりにする。
イ、動物の名前と動物の鳴き声と動物をぺープサートでマッチングすることができるようにする。
(四) 指導計画
1) 単元の展開(表1参照)
2) 主な指導内容(表2参照)
表1 単元の展開