教育福島0127号(1987年(S62)12月)-037page
1) 学年第五学年(学級担任による)
2) 題材名「からだと心の成長」
3) 主な内容
(ア) 人の一生の発育(身長・体重)について
(イ) 発育の男女差・個人差について
(ウ) 男女の協力と助け合いについて
(2) 学級指導
1) 学年第五学年(養護教諭による)
2) 題材名「わたしたちの成長」
(スライドとテープによる)
3) 主な内容
(ア) 男女のからだの違いと機能について
(イ) 生理および発育の個人差について
(ウ) 変声と精通現象について
(エ) 男女の協力について
4) まとめ
感想文やアンケートをとり、まとめの指導をする。
5) 児童の感想文から
・ 精子と卵子が結びついて赤ちゃんが生まれることがわかりました。
・ にきびや変声期があることがわかり、変声期の時は、無理して大きな声をださないように気をつけたいと思います。
・ スライドを見て、男と女のからだの変化がわかりました。
・ 早く変声期などになり、大人になりたい。
・ 赤ちゃんは、女の人と男の人の協力によって生まれることがわかりました。
・ 初めてわかったことは、女子も変声期があることです。男子の変声はわかっていたけど、女子もなるので、おどろきました。
・ 男と女のからだは、まわり(外見)だけではなく、からだの中もちがうことがわかりました。
・ 男の人も女の人も大人になる準備が大変だから、おたがいに協力し合っていこうと思いました。
三、初潮指導
1) 学年第五学年(女性担任教諭と養護教諭。女性担任がいない場合は養護教諭が実施)
2) 題材名「女子のからだの成長」
3) 指導内容
4) 事後調査
5) 事後調査の結果から(三十七名)
・きよう勉強したことについて
・勉強した感想について
四、五学年PTA教養講座
−子どもの第二次性徴について−
1) 内容
2) 事後調査から
・ 性教育は大切だが、親が教えにくいので、学校で教えていただくと大変ありがたい。興味だけでなく、知識として身につけてほしい。
・ 親子で同じスライドを見ることによって、共通した会話(性について)がスムーズにできると思います。
・ 今の世の中は情報化時代といわれ、情報が氾濫している中で、このようなよいスライドで勉強することができたことから、まちがいのない子どもの育成にこころがけたいと思います。
・ 親が説明するよりも、スライドの方が要領よくまとまっていて、わかり易く解説されてあり、私自身も、大変勉強になりました。
以上、一部分を載せたが、この教養講座に参加して「よかった」が八十五パーセント、児童が五年生で勉強する時期について「ちょうどよい」が八十スライドに見入るお母さんと子どもたち