教育福島0128号(1988年(S63)01月)-034page
福島県教育委員会
福島県教育委員会
県教育委員の坪井寧夫氏ご退任
−本県教育の充実・発展に尽力−
県教育委員の坪井孚夫氏(五十八歳)は、昭和五十年十二月二十日の就任以来、三期十二年間にわたり委員として活躍され、本県の教育の充実と発展に多大のご功績を残されましたが、このたびの任期満了に伴い昭和六十二年十二日十九日付で退任されました。
同氏はこの間、昭和五十五年、同九十九年の二度、県教育委員長を務めたほか、働福島県青少年会館理事、福島県青少年問題協議会委員を歴任し、昭和六十二年七月二十一日には、地方教育功労者として文部大臣より表彰を受けられました。
また、現在は福島商工会議所会頭として、教育はもとより、本県経済界の中心として活躍されております。
新教育委員に大和郭二氏が就任
坪井孚夫氏のご退任に伴い、新しい教育委員には、大和郭二氏(六十二歳=北芝電機取締役社長)が就任されました。
同氏は、東北大学工学部電気工学科を卒業、昭和二十七年北芝電機に入社、五十八年に社長に就任され、社業の傍ら、県工業クラブ会長、福島商工会議所副会頭、福島県後期中等教育審議会委員など多くの公職を務めておられます。
「大事な役職に身の引き締まる思いがします。本県教育の進展のために努力したい」と抱負を述べられました。
県教育委員一昭和六十三年一月現在)
○委員長 諸橋鐵二郎
○委員(委員長職務代理者)初瀬行雄
○委員(委員長職務代理者)鳴瀬 寛爾
○委員(委員長職務代理者)大和 郭二
〇委員(委員長職務代理者)角田 道子
視聴覚教育、自作教材など発表
−視聴覚ライブラリー研究協議会−
社会の著しい発展に伴い、視聴覚教育の果たす役割がますます重要視される中、標記の研究大会が、十一月二十五日・二十六日の両日、原町市文化センターで開催されました。
県内視聴覚教育関係者七十名が出席して、講演やフイルムフォーラム、分科会、自作教材発表会などが行われ、視聴覚教材の活用の活発化等視聴覚教育の一層の振興を図るための当面する諸方策の実践について総合的な研究を深めました。
−視聴覚ライブラリー講演会−
表紙写真について
ショウジョウバカマ(ユリ科)
各地の山のやや湿った所に自生する。
春早く赤紫の花をつける。葉先が地面に触れるとそこから発根して増えるので群落をつくる。(撮影地・福島市)
フクジュソウ(キンポウゲ科)
春の花であるが、加温すれば早く咲き、三月に新年を祝う花として飾られる。
北日本に自生し、日なたで輝く花びらはすばらしい。
(撮影地・福島市)
キバナノアマナ (ユリ科)
本州中部以北の山野に多く、りん茎から春に一茎一葉を出して黄色の花をつけ、夏には早くも地上部は枯れる。
(撮影地・福島県)