教育福島0132号(1988年(S63)07月)-024page

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資料 ある生徒の進路ノートから

 

よりよい高校生后を送り、希望する進路を実現するためには とのような学習あるいは部活動をしたらよいかを考えることか大切である。

学習の仕方 勉強と部活動との両立、交友関倖等の不安や仙みの原因を明らかにして自力で解決する糸口を見出そう。

 

(1) 中学時代の生活と高校入学後の生活を比較して 次の項目がどのように変わったかをまとめてみよう。

・授業=進み方が早い。

・家庭学習=予習に多くの時間がかかる。

・部活動=楽しい。

・余暇の過ごし方=友だちと遊ぶことが少なくなった。

・生活態度=さわがないようりになった。

・交友関係=気楽に話せるようになった。

(2) 現役の高校生肩上の悩みを三つあげなさい。

・ねむたい

・家での予習がまにあわない。

(3) 君のクラスで多い悩みは何だろうか。クラスの結果を集計してみよう、

・学習及び成績

・学習と部活の両立

・進路関係

(4) 悩みを解決するために、どのようにしているかを話し合ってみよう。

(5) 友人の毒見を聞いて参考になったことは何ですか。

自分なりの計画を立てて、一生懸命頑張って つまずいたところはできるだけ先生の指導をうけるようにしたい。

(6) 摘みを解凍する止めに、これから自分が心掛けるべきことは何ですか。

自分にあった学習方法や、生活のしかたなどを見つけ、むりのないような計画をたてる。

試験の前になって勉強をやるのではなく毎月こつこつとやってまとめていくようにする。

<担任より>

〈担任より〉

生徒会の副会長は良い経験になることでしょり。朝の時間を利用しているのは大変良いことてす。わからないことかあったらどんどん職員室に質問に来なさい。先生方も喜びますよ。

 

<保護者より>〈保護者より〉

生徒会副会長にな薙たこと親もひつくりしました。これで行動や考え方が少し変わるのではないかと思います。子どもの性格から積極性が必要と思っています。

 

程度の学年PTAを開催している。主な資料は次の通りである。「模試結果個人票の活用」「家庭での学習時間と入試結果」「受験と健康管理」など。

 

(四) 卒業生を囲む会

第一回は昭和六十一年七月に、卒業生四名を招き、就職、進学の二会場を設けて実施した。第二回は昭六十二年七月に、卒業生五名を招き、大学進学、専門学校、就職の三会場を設けて実施した。

卒業生から現実的な体験談を聞くことができ、生徒にとっては自分の進路を考える上できわめて有意義であったと思われる。

今後は、もう少し充実した内容にするために、もっと広い範囲から卒業生を招くようにする必要がある。

 

(五) 保護者の啓発(表3参照)

本校における保護者対象の調査によると、親は子どもの進路や生活態度に関心を持ち、家庭において話し合う機会を持つように心掛けてはいるものの、現実には「子どもの主体性を尊重して…」「学校の指導に期待する」など学校依存の傾向が強い。このような保護者の学校依存の考えを捨て去り、家庭の教育力の向上のために、本校では入学式前の保護者オリエンテーション、学年PTA、学級懇談、三者懇談、家庭訪問などを実施しているが、六十一年

 

図3 高校生活の充実のために

クラスの充実度や生徒の悩み

 

 

 

 


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